『オオカミちゃん』恋路が大きく揺れ動いた第5話 いと、ひろむをデートに誘うも疑惑持たれる

『オオカミちゃん』第5話レビュー

 そして男子から意中の女子へ、お守りを渡す時間に。ゆいとはあいりへ、かずまとルードはミチへ、ひろむはゆうかへ、育んでいた恋の相手に「落ちないでほしい」という願いを込めて、お守りをプレゼントする。そんな中、最後まで迷っていたカヤ。悩んだ末に意を決して、いとの前でほのばびを呼び出した。

 その夜、運命の告白タイムへ。女子は意中の男子を呼び出して、“NOTオオカミチャン宣言”を行う。あいりは予想通りゆいとを指名。次に外に呼ばれたかずまは、ミチからかと思いきや、まさかのゆうかが待っていた。ゆうかは、かずまへの気持ちにけじめをつけにきたという。しかし気になるのは、ゆうかが肝心の「オオカミちゃんではありません」という言葉を言わずに告白タイムが終了したこと。これには意味があるのか、それとも話の流れで言えなかっただけなのか。その後かずまは男子メンバーと合流し、ゆうかからの指名だったことを打ち明ける。予想外の展開に混乱するひろむは、ゆうかの今までの言動に信頼をなくしてしまい、「オオカミに見える」と取り乱した。

 続いて呼ばれたのはルード。相手はまさかのいとだった。いとはルードに、二人で話していると落ち着くのが決め手だと告白。ひろむとのデートによる気持ちの変化が、導きたした答えとも言えるだろう。またほのばびは、結局ゆいとを諦められなかった。その想いを伝えるべく、ゆいとを指名。ゆいとははっきりと振り、ほのばびが前を向けるように仕向けた。最後は、ミチ。彼女が選んだのは、かずまだった。曖昧にしてきた関係に終止符を打ち、かずまに想いを伝える。そして最後に二人の約束として、この番組が終わるまでお互いの気持ちが変わらないことを誓い合った。両思いの二人の恋は、加速する。一方で、失恋したルードは「選ぶ方が辛いから」とミチを尊重しつつ、この結果を大きな心で受け止めた。

 あいり&ゆいとは安定のカップルとして結ばれ、ミチ&かずまは互いの想いを確認しあった、“NOTオオカミチャン宣言”。片や、ほのばびとゆうかは諦めきれない恋のけじめとしてこの告白タイムを使用した。“オオカミちゃん”であること以上に、恋に真剣に突き進んでいるように見えた今回。果たして、誰が脱落してしまうのか。意味深な次回予告だっただけに、第6話はこれまで以上に衝撃が走る展開となりそうだ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■番組情報
『オオカミちゃんには騙されない』
毎週日曜よる10時~11時放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
YouTubeチャンネルはこちら
(c)AbemaTV

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