高橋文哉が“令和1号の仮面ライダー”に抜擢 『オオカミ』シリーズは次世代スターの登竜門に?

高橋文哉、なぜ令和1号の仮面ライダーに?

 『オオカミくん』出演後の今年3月には、同じく『オオカミくん』シリーズ出演の小西詠斗と山之内すずと共に、YouTubeチャンネル“超十代チャンネル[ULTRA TEENS Channel]”(以下、超十代チャンネル)を開設。3人の心地よい関係性とゆるい会話が面白いと話題になり、YouTuberグループとしても人気を博した。超十代チャンネルは、瞬く間に視聴回数が増え、はじまって3週間で登録者数10万人を突破。その後も順調に、ファンを獲得していった。だが、今年7月9日に、高橋は小西と共に突然の卒業を発表。「一体何が!?」と悲しんでいた矢先に、仮面ライダー主演のニュースが飛び込んできたのは、ファンにとっても嬉しいサプライズだったのではないだろうか。

【自己紹介】「超十代チャンネル」スタート!

 『男子高生ミスターコン2017』でのグランプリ、『太陽とオオカミくんには騙されない♥』への出演、YouTubeに“超十代チャンネル”の開設、そしてTwitter/Instagram/TikTok等のSNSでの高い支持率と、今の時代ならではの方法でスター街道を歩んできた高橋は、まさに新時代となったいまを象徴する、“令和1号の仮面ライダー”にふさわしいと言えるのではないだろうか。

 実は小学生の頃から芸能界に入るまでは、「ずっと調理師になりたい」と思っていたという高橋。料理の道に進みたいと思ったきっかけについても、冒頭に紹介したインタビューで、「小学4年生のときに、お母さんの誕生日にハンバーグを一緒に作ったんですけど、そのときに“美味しい”って、お母さんがすっごく笑顔で言ってくれたのが嬉しくて。いつも言われない言葉というか、“美味しい”って言われたのが初めてだったので。お母さんだけじゃなく、他人も喜ばせられることってすごく楽しいだろうなって」と、にこやかに語っていた。“誰かを喜ばせたい”という想いは、俳優業にも繋がっているのではないだろうか。

 また高橋は、本格的に役者を目指した理由についても、明かしていた。「自分以外の誰かになれることって役者しかないと思うので、自分以外の誰かを演じて、それを誰かに評価してもらうえることに楽しさを感じた」。自分以外の誰かになれる、楽しさ。そして、誰かを喜ばせたいという思い。『仮面ライダーゼロワン』で飛電或人という人物になる彼は、その後より多くの“誰かになる”チャンスを得ることだろう。“オオカミくん”ではなかった高橋だが、これからは役者として様々な人物に化けていく。役者としていくつもの“高橋くん”をみせながら、喜ばせていく誰かを増やしていくはずだ。そんな高橋文哉に騙される日を、楽しみに待ちたい。

(文=戸塚安友奈/画像=(c)AbemaTV)

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