タピオカミルクティー、中国で驚きの進化 無人スタンドでダンシングロボットから提供される!?

軽快に踊るロボットにくぎ付け!

 注文がないときのロボットは待機モードとなり、ポップな音楽に合わせて、クルクルとダンスをしている。エンターテイメント性もあり、それだけでも見ていて飽きないのだが、なぜロボットは人気がないのか。スタッフにたずねると、「まだまだこのロボットによるサービスが浸透していない、みんな習慣からか、カウンターに行ってしまう」と話す。待機中のロボットを踊らせているのは人目をひき、お客を呼び込むためのパフォーマンスだという。

黄色のディスプレイが人目をひく

 確かに、動くロボットに興味を示す通行人は多いし、たまに入る注文でロボットがドリンクをつくり始めると、立ち止まって写真を撮る人も少なくないので、パフォーマンス効果があるといえる。ただ、どうも行列ができていると、客足がそちらへと向いてしまうのは、心理的作用が働いているせいであろうか。

 ロボットブースにいた担当者によると、「完全な無人化を目指しているわけではなく、ロボットが作業する方が合理的なところと“人”によるサービスが必要なところを区分して、より効率よくドリンクを提供できるようにするためのトライアル」だと説明してくれた。これからのサービスでは、ロボットと“人”とのコラボレーションが主流になるようなイメージを抱いた。

3つのピックアップボックス

 実際、ドリンクの不足材料を補充したり、初めて利用する人に使い方を教えたり、ピックアップ時のストローやテイクアウト用の袋などを説明したりするのはスタッフの仕事だ。厳密には無人化ドリンクスタンドとはいえないが、それでも、着実な進化を遂げ、果敢に新しいサービススタイルに挑戦していく、ドリンクスタンドの動向から目が離せない。

参考:https://アリペイ.net/coupon/

■フライメディア
株式会社フライメディアは映像制作を中心に、海外、主に中国、台湾、香港のリサーチ、撮影コーディネーションサービスを提供中。現地情報を詳細に解説している。https://flymedia.co.jp/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる