『ハリー・ポッター:魔法同盟』、海外では『ポケモンGO』と比較し「完成度高いがエネルギーはすぐ枯渇」との声

すぐにスペルエネルギーが枯渇

 海外メディアのレビューでは、『魔法同盟』が解決すべき課題も指摘している。前出のUS版『Forbes』の記事では、スペルエネルギーがすぐに減ってしまうことに苦言を呈している。スペルエネルギーとは、ファウンダブル回収時や魔法使いとのバトル時に呪文を唱える時に消費されるエネルギーのことである。ゲームプレイの基本となるスペルエネルギーがすぐに減ってしまっては、プレイ続行に支障をきたしてしまう。このエネルギーを補給するためには各地に点在する宿屋を訪れる必要があるのだが、その宿屋が現状少ないことも問題視している。

 ゲームメディア『THEGAMER』のレビュー記事でも、宿屋について注意をうながしている。宿屋がある場所の多くは『ポケモンGO』のポケストップの場所と共通しているのだが、ポケストップがあるスターバックスには宿屋がないようだ。というのも、スターバックスは『ポケモンGO』のスポンサーを務めているのだが、『魔法同盟』ではそうではないからだ。

 スペルエネルギーと宿屋に関する問題はナイアンティックも把握しており、海外大手掲示板Redditにある公式スレッドに対応を講じることを書き込んでいる。

 以上のような状況でスタートした『魔法同盟』。おそらく日本で配信される頃には、諸々の問題が解決されて現状より望ましい状態でプレイできるようになるだろう。

トップ画像出典:ナイアンティック公式ブログ記事「魔法界での冒険を始めましょう!」より画像を引用

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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