U-FES.2018レポート(3) 草なぎ剛&ワタナベマホト登場の感動をもう一度!

U-FES.2018レポート(3) 草なぎ剛&ワタナベマホト登場

怒涛の後半戦、そして感動のフィナーレへ!

 スター登場の後、という強烈なプレッシャーをはねのけるのは、この男しかいなかっただろう。東海オンエアのリーダー・てつやだ。一輪車セグウェイのステージ使用が許可されなかったという謝罪さえも、会場からは笑いが溢れる。ランニング&黒パンツ姿の虫眼鏡、ゆめまるが(ヒゲなしの)ヒゲダンスで登場すると、さらに会場からは歓声が湧き、そのままこの世の真理を歌った「Coming Out of THE WORLD」へ。ラストはてつやが虫眼鏡を顎くい……したかと思いきや、振り返ってゆめまると濃厚キス! ゆめまるのお家芸とも言える嗚咽で幕を下ろすという、東海オンエアらしいステージとなった。

 そして、アバンティーズの「アバみ」へ。「アバアバアバアバ!」と、客席の声がこだまするほど盛り上がっていたところで、突然4人が退場。ステージが暗転すると、会場にどよめきと緊張感が走る。スクリーンに映し出されたHIKAKINが「重大発表があります」と告げ、数々のサムネイルが映し出されると、そこにいた多くのファンがワタナベマホトの加入だと確信して歓声を上げる。ワタナベマホト、imiga、タケヤキ翔、カイト、JENNI、夕闇に誘いし漆黒の天使達のUUUM加入が正式に発表されると、割れんばかりの声援が。

 ステージに登場したマホトがHIKAKINと力強く握手を交わす。日本にまだYouTuberという言葉がなかったころから、動画クリエイターの道を開拓してきた2人が名実共に手を組み、これからのYouTube界を盛り上げていく。その姿に、エイジ(アバンティーズ)は、たまらず号泣。そんなエイジをガシッと抱きしめるマホトに、彼がクリエイターたちにとって欠かせない兄貴分であったかを伺うことができた。そこからは、ワタナベマホト×アバンティーズのコラボで「アバみ」を披露。

 大いに沸いた「ミュージックパレード」のトリを務めるのは、フィッシャーズ。ンダホ&ぺけたんが歌う「未完成人」に合わせて、メンバーも客席もタオルをぶんぶん回して盛り上がった。興奮冷めやらぬまま、この日出演したすべてのクリエイターがステージに集結。すると、ワタナベマホトを師と仰ぐてつや(東海オンエア)が涙を流してマホトに抱きつき、かねてよりSMAPファンを公言してきたとしみつ(東海オンエア)も草なぎの隣に立ってむせび泣く。それぞれが憧れの存在と同じステージに立てた喜びを爆発させるエンディングとなった。

 彼らは誰に強制されるわけでもなく自主的に動画を撮って配信し、次々と縁がつながって、次々と大きな夢を叶えていく。私たちは彼らの動画の先にある、YouTuberドリームを一緒に見ているのかもしれない。全員で「JOIN US」を歌い、サプライズだらけの『U-FES.2018』は大団円を迎えた。終演後、マスコミ向けの囲み取材でUUUMの鎌田社長は「すべてがタイミングよく『U-FES.』に合わせて起こるわけではないので」と笑っていたが、それでも期待してしまう。来年の『U-FES.』も、きっと私たちを驚かせてくれることを。


(取材・文=佐藤結衣/写真提供=UUUM)

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