Facebook、10月にスマートディスプレイを発売? Instagramもスマートスピーカーに対応か

スマートスピーカー市場の現在と未来

 Voicebot.aiによると、2018年5月時点の北米市場におけるスマートスピーカーのシェアは、Amazonが61.9%、Googleが26.9%で二社で市場の85%以上を占めていた。もっとも、Amazonのシェアは下降傾向にあるのに対して、Googleのそれは上昇傾向にある。また、今年2月にリリースされたAppleのHomePodは4.1%のシェアであった。

 最近のスマートスピーカーのトレンドは、スマートスピーカーにディスプレイを実装した「スマートディスプレイ」である。すでにAmazonが5月にAmazon Echo Showをアメリカでリリースしており、Googleも年内にはリリースするという噂がある。

 こうした同市場は成長が見込まれている。US版Forbesが5月末に報じた調査会社eMarketerのレポートによると、2018年第2四半期における北米のスマートスピーカーのユーザ数は6,110万人であり、2020年には7,650万人まで増えると予想されている。

 Facebookがスマートスピーカー市場に参入した際の影響を予想することは簡単ではない。しかし、Instragramのような使用頻度の高いアプリが音声入力に本格対応するとなると、「文字を打つ」という習慣に変化が生じるかも知れない。

トップ画像出典:US版Techrunch「Say ‘Aloha’: A closer look at Facebook’s voice ambitions

吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。
Twitter:@kohkiyoshi

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