究極のハイブリッドシンセからゲーム×演奏まで 2018年上半期に登場した注目機材

番外編:「KDJ-ONE」出荷開始

 「KDJ-ONE」を知っている人にとっては、これも胸が熱くなる話ではないだろうか。3年半ほど前にクラウドファンディングで注目を集めた、ポータブルシンセ「KDJ-ONE」が、2018年6月頃に支援者の手元に(突如として)届き始めた。今年4月のM3でも展示されていたためもうすぐなのかなーと思っていたが、3年半はさすがに感慨深いものあある。発売とはやや違うかもしれないが、これも今年の楽器ネタとして書き記しておきたい。

 ソフトウェアでどんな音色や演奏も表現できてしまう現代において、楽器は「音を出す装置」以外の要素も重要になっているように感じる。それは演奏体験としての面白さであったり、パフォーマンスとしての利便性であったり。テクノロジーが成熟し続ける限り電子楽器の成長に終わりはないとするなら、これからの楽器にも胸が躍るところだ。

■ヤマダユウス型
DTM系フリーライター。主な執筆ジャンルは音楽・楽器分析、アーティストインタビュー、ガジェット、プリキュアなど。好きなコード進行は<IVM7→VonIV>、好きなソフトシンセはSugarBytesの「Obscurium」。主な寄稿先に『ギズモード・ジャパン』、『アニメイトタイムズ』、『リアルサウンド』。

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