Apple、macOS最新版「macOS Mojave」発表 Mac App Storeが大幅リニューアル

Apple、macOS最新版「macOS Mojave」発表

刷新されたMac App Store

 また、今回のアップデートに合わせ、Mac App Storeが大幅にリニューアル。新しいデザインでは、「Discover」タブで、新しいアプリケーションやアップデートされたアプリケーションを紹介しているほか、「Create」「Work」「Play」「Develop」の各タブで、特定のプロジェクトや目的に合ったアプリケーションを検索可能に。ほかにも、MicrosoftのOfficeや、AdobeのLightroom CCなど、トップクラスのデベロッパによる多数のアプリケーションがMac App Storeに登場する。

プライバシーとセキュリティ

 Appleのすべてのソフトウェアアップデートと同様に、macOS Mojaveでも、プライバシーとセキュリティの強化がアナウンスされた。Safariでは、Intelligent Tracking Prevention(インテリジェント追跡防止)が強化され、許可なくユーザを追跡するソーシャルメディアの「いいね」ボタンや「シェア」ボタン、コメントウィジェットをブロック。また、ユーザがWebをブラウズする際に、システム情報を簡略化して提示することで、システム構成に基づく追跡を防止。さらに、ユーザが新規のオンラインアカウントを作成する際に、強力なパスワードを自動的に作成、入力、保存するほか、ユーザにパスワードの使い回しを警告し、パスワードを変更できるようになった。 新しいデータ保護機能では、アプリケーションに対して、Macのカメラやマイクを使用する場合、またはメールの履歴やメッセージのデータベースなどの個人データにアクセスする場合、事前にユーザの許可を得る必要があるような仕様に変更となる。

その他の新機能

 ほかにも、「スクリーンショット」では画面上で新しいコントロール機能を利用できるようになり、スクリーンショットのオプションや新しいビデオ録画機能に簡単にアクセス可能。「Continuity Camera(カメラの連係機能)」を使えば、近くにあるiPhoneやiPadで写真撮影や書類のスキャンを行い、すぐにMacで表示することができる。

 macOS Mojaveのデベロッパ向けプレビューは、本日よりdeveloper.apple.comを通じてApple Developer Programメンバーに提供がスタート。Macユーザを対象とするパブリックベータプログラムは6月下旬よりbeta.apple.comを通じて提供される。macOS Mojaveの正式リリース版は今秋に提供される予定で、各Macモデル(Mid 2012以降)と、推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したMac Proモデル(2010および2012)に対して、無料のソフトウェアアップデートとして提供される。

(編集部)

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