リアル・ブラックペアン!? 『情熱大陸』で驚愕の最新医療テクノロジーが明らかに

 徳島大学病院での肝臓手術。肝臓のなかの「胆管」に腫瘍がある症例で、細かく枝分かれしているため、これまでの3D画像では診断が難しかった。そこで、より精細な3D画像を作るため、患者の腹部を切開した上で臓器をレントゲン撮影する、という新たな試みを行なった。撮影データをもとに、手術と同時進行で、その場で3D画像の制作を行う杉本氏。肝臓は3分の1以上を残せば再生することができると言われているそうだが、この手術では、3D画像で正確に患部を特定できたため、3分の2も残すことができたという。

 杉本氏はゴーグルがコンタクトレンズサイズになり、無線で飛んできたデータを即座に展開できればーーと、さらなる技術革新を目指していることを明かした。「最先端と言われるものが、当たり前になるまでやらないと」。そんな力強い言葉があり、番組は「杉本にゴールはなさそうだ」と締めくくられた。

 「医療」はドラマやコミックの題材としてもよく取り上げられるが、視覚的にはSFのようにも思えるテクノロジーが、すでに実用化されていた。杉本氏の情熱が、さらに医療を進歩させていくに違いない。

(文=編集部)

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