VRMVは急成長の段階に? カリード×PSVRの妖しい映像体験

  一方日本でもVRMVの波は少しずつだが広まってきている。2014年、倖田來未の「Dance In The Rain」を皮切りに倉木麻衣、超特急、Dragon Ashなど様々なジャンルのアーティストがVRMVを制作している。またL’Arc-en-Cielは2016年、バイオハザードとコラボしたVRMV「Don’t be Afraid -Biohazard®×L’Arc-en-Ciel on PlayStation®VR-」をPlayStation®Storeで配信した。

 またVR動画配信アプリ「360Channel」ではアーティストのライブ映像からプロレスの試合映像、はたまたバラエティ、漫才までをVR映像で配信している。アーティストのステージングを一挙手一投足見逃さずに楽しめると話題だ。

 日本での音楽VRは、ポップカルチャーとしての親しみやすい面が前に出ている。比べて『SXSW』をはじめとする海外のシーンでは、よりテクノロジーに焦点を当てたハイスペックな音楽体験を味わうことができる。方向性はそれぞれだが、国内外問わず、VR市場が急成長を遂げているのは事実。音楽の聴き方、ライブの演出が劇的に変化する日もそう遠くはないのかもしれない。

(文=馬場翔大)

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