超常現象が現実のものに!? SXSWソニーブース「WOW Studio」に見る、新たなエンターテイメントの可能性

SXSWソニーブース「WOW Studio」のインパクト

新たな表現の舞台になり得る「Interactive CUBE」


 プロジェクター映像、音、光、さらに振動(触覚提示技術)を用いて人の五感に訴える、立方体の“体験型エンターテイメントステージ”が「Interactive CUBE」だ。なかに入れば、空間に映像が浮き出してくるような感覚を持つことができ、その世界観に没入できる。今回の展示では、透明な球体の中に入って山を転がり落ちるという非日常体験が可能な「Rolling rover」、桜が舞う美しい空間を再現した「Cherry blossoms」などのコンテンツが公開。また、3月10日、11日の両日は、クリエイター集団SIXとのコラボにより、音楽が含むメッセージを可視化し、キューブの中で体験する「言葉で繋ぐDJ」が披露された。「Ghostly Whisper 」と同様に「生身で体感できる」というインパクトは大きく、こうしたシステムがプラットフォームになり、さまざまなクリエイターが作品を供給することになれば、新たな映像表現の形が見えてくるかもしれない。

 そのほかにも、「aibo」や「Xperia Hello!」をはじめとするエンターテイメント&コミュニケーションロボットを展示し、最新の取り組みを明かすコーナーや、インタラクティブ&立体的なAR空間を作り出す最新のプロジェクター、複数のカメラを設置した空間で、体験者の3Dアバターを制作、それを主人公としたショートムービーが楽しめる「Hero Generator」なども、多くのギャラリーで賑わっている。今回の展示で好評を受けた新たなテクノロジーによるアトラクションやゲーム、アート表現が、早期に身近なものになることに期待しよう。

(文=編集部)

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