Googleのミュージックシーケンサー「Song Maker」は、“作曲”の未来変えるか?

そして楽曲制作はクラウドへ

 過去にクラウドファンディングにて資金を集めて制作販売されたNextbit社のスマートフォン「Robin」はストレージをほとんど持たず、その全てをクラウド上に管理するという次世代のプロダクトだった。(結果的にヒットとはならなかったが)「Robin」の登場は、今後クラウドがごくごく一般的な生活の基盤になっていくことを示唆していたように思う。

 DropboxやGoogle ドライブのようなクラウドストレージから始まり、Amazonのサーバーサービス「AWS」のように、ビジネスシーンやテックな職種には欠かせない技術であったクラウドサービス。「Robin」が実現したかったであろう“所有しない世界”は今後、作曲のシーンを変えていくことになるかもしれない。「Song Maker」は今はまだ音楽教育のコンテンツでしかない。しかし、未来の楽曲制作の輪郭をうっすらと形作っている。

■げんきくん
ヒップホップユニット「OYSTER SEX CLUB」にて内装工事を担当。生まれてからまだ一度も寝たことがない。Twitter:@genkl_kun

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