3Dホログラム、VR/AR、LEDパネル……『ライブ・エンタメEXPO』で感じた“体験”の可能性

『ライブEXPO』に感じた“体験”の可能性

 Startialabが発表したのは、ARコンテンツで企業や商品をPRすることができる「COCOAR」だ。専用アプリでARマーカーをスキャンすると動画や3Dモデル、GIFアニメーションが浮かびあがり、スマートフォンを通して現実と仮想空間が繋がる新しい形の広告となっていた。登録すると自分でも作成することができ、創作の幅も広がりそうだ。

 一方、ライブ演出はLEDパネルがまだ主流のようで、会場内のメインコンテンツとなっていた印象だ。床や壁までパネルで埋め尽くされた舞台に加えて既出の機材を制御するシステムを展示している企業が多く、現時点の課題となっているようだった。また、バイオロジーを活用した演出の出展もあり、滝に映像を投影したり、スモークに照明をあてたものもあったが、投影した光が綺麗に出ておらず、実用的ではないように見受けられ、まだまだ成長の余地があると感じられた。これからのライブ体験がどのように変化していくのか楽しみだ。

(取材・文=平沢花彩)

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