『オッペンハイマー』は科学者版『アウトレイジ』だ 込められたノーランの反戦への想い
「原爆の父」と呼ばれた物理学者、オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)。本作『オッペンハイマー』(2024年)は、そんな男の人…
波動拳は出せず、親指には異変――中年男性が四半世紀ぶりの格ゲーで思い出した、あのころの記憶
四半世紀ぶりにゲーセンで『ストリートファイターIII』をプレイした。すると眠っていた記憶が湧き出てきた。かつてクリアできなかった…
Netflix版『三体』にみる作り手の覚悟 原作の解体と再構築によって“笑って泣ける”ドラマに
高山善廣vsドン・フライ戦のようなドラマ化! 遂に配信が始まったNetflix版『三体』(2024年~)は、強大な原作を相手に正…
『デューン 砂の惑星PART2』は前作以上の面白さ ゼンデイヤが最後に見せる表情が絶品
砂の惑星救世主伝説こと『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021年)の続編、『デューン 砂の惑星PART2』(2024年)が登場…
『犯罪都市 NO WAY OUT』は完璧な“マ・ドンソク映画” 「悪党一掃」の宣伝文句に偽りなし
暴力わらしべ長者映画の傑作が三度降臨! 断言するが『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023年)はマ・ドンソク映画が好きな人に…
ラウ・チンワンの“奇行大熱演劇場”だけでも一見の価値あり! 『神探大戦』は唯一無二の味
犯罪が起きた! 警官がやってきた! 助かった! けれどその警官は、幻覚と会話している、激しくデンジャラス人だった……! 現在「未…
もうカツアゲは怖くない――中年男性が“四半世紀ぶりのゲーセン”で思い出した少年時代
かつて地元の北九州では、ゲームセンターがヤンキーの“社交場”だった。あれから数十年。38歳になった筆者が、時間がないいまだからこ…
『コブラ』のコラ画像を彷彿? 『バッドランド・ハンターズ』はマ・ドンソクのコラ映画だ
マ・ドンソクじゃねーか! というわけで、Netflixで配信が始まった『バッドランド・ハンターズ』(2024年)の話だが……断言…
ポケモンは「争う」ためではなく、人と「生きる」ためにあるんだ――27年越しに『Pokémon Sleep』で学んだこと
27年前に『ポケットモンスター』に寝食を忘れて熱中し、ポケモン大会で実践的な戦略を駆使した経験を持つ筆者が、『Pokémon S…
『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画だ ジェームズ・ワンによる“お疲れ様超大作”
さすがジェームズ・ワン! 『アクアマン/失われた王国』(2024年)は恐るべき映画である。いや、内容は普通なのだが、これは凄い映…
広げた大風呂敷を畳めるのか? 『REBEL MOON』で爆発したザック・スナイダーの剛腕
頑張れ、ザック・スナイダー。というわけでNetflixが放つSF超大作『REBEL MOON — パート1:炎の子』(2023年…
加藤よしきの「2023年 年間ベスト映画TOP10」 “楽しい”という気持ちを大切に
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2023年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
前作以上の困難に挑んだ『毒戦 BELIEVER 2』 敢闘賞は“メガネ姿のヤクザ”ハン・ヒョジュ
「その意気やよし!」という企画がある。困難な戦いに果敢に挑む人は応援したくなるものだ。中島みゆきの「ファイト!」理論である。とは…
『カンダハル 突破せよ』監督が語る、ジェラルド・バトラーへの信頼と絆
全国1億人のジェラルド・バトラー映画ファンの皆様、お待たせしました。このたびジェラバトさん主演の最新作『カンダハル 突破せよ』(…
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は事実上の1作目? マイケル・ベイへの愛と脱却
何かと車にまつわる悲惨なニュースが多い今日この頃だが、何の奇跡か、そんな日本の世相にピッタリの素晴らしい映画が入ってきた。『トラ…
S5も名言のオンパレード 『ザ・ジレンマ』は恋愛リアリティ番組に興味がない人にオススメ
アメリカ人の考えることは分からん! 『ザ・ジレンマ:もうガマンできない?!』の本家アメリカ編が衝撃のシーズン5に突入である。「す…
“トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
トム・クルーズ、61歳。還暦男が走る! 電車のうえで戦う! 崖からバイクで飛ぶ! 何の話かと言えば、もちろん『ミッション:インポ…
『君たちはどう生きるか』は宮﨑駿の“自問自答エンターテインメント” 滲み出る静かな決意
正直なところ、『君たちはどう生きるか』(2023年)は、説教をされるつもりで観に行った。基本的に説教されるのは嫌いだが、日本を代…
若さを描く『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』 動きまくるアニメの快感
ニューヨークのブルックリンでスパイダーマンをやっている少年マイルス・モラレスは、学校にヒーロー活動に大忙しだった。ヒーローとして…
『ザ・フラッシュ』はヒーロー映画とは思えない? 1人2役演じ分けたエズラ・ミラーの功績
超高速で移動できるスーパーヒーローの“フラッシュ”ことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は、今日もヒーロー活動に勤しんでいた。ゴッ…
無限に続くシリーズ化を希望! 正統派のパワーアップを遂げた『タイラー・レイク2』
君の心にタイラー・レイクはいるか? というわけで、Netflixオリジナル映画にして、大ヒットアクション映画『タイラー・レイク …
『クリード 過去の逆襲』は“地元の悪いツレの逆襲”!? マイケル・B・ジョーダン監督の功績
その日、アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)は現役最後の試合に堂々たる態度で臨んでいた。強敵を前に、果たして引退を花道…
“バカ騒ぎ”の終局へ 『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』の寂しさを含んだ疾走感
いざ! 最後のバカ騒ぎへ! 『ワイルド・スピード』(2001年)は、ストリートで車をブッ飛ばす若者たちの青春映画として幕を開けた…
ジェームズ・ガンが真骨頂を発揮した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
恐るべし! ジェームズ・ガン! 今回ご紹介する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023年)は『アベンジ…
『ボヘミアン・ラプソディ』は“伝説映画”だ 虚実ないまぜに描くクイーンの絶対的な“凄さ”
祝、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)地上波放送! 本作は伝説のロックバンド、クイーンを描いた至高の一本だ。劇場公開当時は…
『AIR/エア』はアメリカ版『半沢直樹』? ベン・アフレック×マット・デイモンによる応援歌
90年代中盤。日本でスニーカーブームが巻き起こった。当時、北九州に住んでいた私ですら、同級生らが急に「エアジョーダンが~」「赤と…
クライマックスは本年度ベストバウト 無茶に満ちた快作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』
アクション映画といえば、「無茶苦茶をやってナンボ」である。それはもちろん正解だ。ジャッキー・チェンがビルから落ちて、トム・クルー…
ヘレン・ミレンが一番キュート!? 『シャザム!~ 神々の怒り~』続編として堅実な仕上がりに
絶賛正念場! DCEU! というワケで、DC映画最新作『シャザム!~ 神々の怒り~』(2023年)である。 魔術師に勇者…
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が超絶技巧で描く普遍的なテーマ
気が狂いそう~(ラーラーラー)♪ やさしい歌が好きで~♪ ああ あなたにも聞かせたい~♪ ……力強く背中を押してくれる系の映画を…
正念場のMCU 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』MVPはピムとジャネットの老夫婦
絶賛正念場! MCU! というワケで、マーベル映画の最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023年)である。 …
加藤よしきの「2022年 年間ベスト映画TOP10」 たまには現実から目を背けて
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2021年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
スポ根の傑作『ワン セカンド チャンピオン』など、今年も『のむコレ』が熱い!
今年も『のむコレ』の時期がやってきた。『のむコレ』とは、映画館・シネマート新宿/心斎橋の公開作品編成を担っている野村武寛氏が選ん…
YouTube連載「加藤よしきの壊れかけのシネマ」 第3回『犯罪都市 THE ROUNDUP』配信
ライター加藤よしきによるYouTube連載「加藤よしきの壊れかけのシネマ」の第3回『犯罪都市 THE ROUNDUP』がリアルサ…
YouTube連載「加藤よしきの壊れかけのシネマ」 第2回『HiGH&LOW THE WORST X』配信
ライター加藤よしきによるYouTube連載「加藤よしきの壊れかけのシネマ」の第2回『HiGH&LOW THE WORST X』が…