FRUITS ZIPPER 仲川瑠夏が“映画愛”を熱弁! オールタイムベストや推し俳優への熱い思いも

FRUITS ZIPPER 仲川瑠夏の“映画愛”

 5月14日に3rdシングル『KawaiiってMagic』をリリースし、音楽番組やバラエティ番組などにも引っ張りだこのアイドルグループ・FRUITS ZIPPER。メンバーの仲川瑠夏は、大の映画好きとしても知られている。そんな仲川による“映画”に特化した短期連載企画がリアルサウンド映画部で実現。第1回となる今回は、仲川が映画を好きになったきっかけや“推し俳優”ドウェイン・ジョンソンへの熱い思い、そして“オールタイムベスト映画トップ10”についても語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

『シザーハンズ』を観て受けた衝撃

ーーまずは仲川さんが映画を好きになったきっかけを教えてください。

仲川瑠夏(以下、仲川):父が映画好きだったので、ちっちゃい頃から家ではいつも映画が流れていたんです。週末になるとTSUTAYAに行って「今週は何観る?」って2人で選ぶのが恒例でした。父は洋画派だったので、私も自然と洋画ばかり観るようになって。だから小学生の頃から『ハリー・ポッター』とか『スパイダーマン』とか、友達と話が合わないような作品ばかり観ていた記憶があります(笑)。

ーー小学生からすでに映画好きだったんですね。映画館で一番最初に観た映画は覚えていますか?

仲川:映画館で初めて観たのは『ハリー・ポッターと賢者の石』だったと思うんですけど……実は寝ちゃって(笑)。でも、“映画館に行く”という体験がすごく楽しかったのは覚えています。あと、ディズニー映画の『ホーンテッドマンション』も印象に残ってますね。

ーー本格的に映画にのめり込むようになったのはいつ頃ですか?

仲川:高校生の頃から1人で映画を観るようになって、そこからフランス映画とか、ちょっとマニアックな作品にも出会うようになりました。『シザーハンズ』を初めて観たときは衝撃でした。それまではアクション映画とかディズニー映画ばかり観ていたので、色味や衣装、世界観だけで感動できる映画に出会ったのが初めてで。「映画ってこんなに美しいものなんだ!」と思った瞬間でした。

ーー大学生時代はかなりの頻度で映画を観ていたそうですね。

仲川:はい。映画館だけでなく、Netflixなどの配信も含めてですけど、月に16本観たこともありました。学校が終わって家で髪を乾かしながら観るとか、休日は1人でミニシアターに行くとか。とにかく毎日何かしらの映像作品を観ていました。予定を立てずに映画館に行って、「今日は何やってるかな?」って選ぶのも楽しかったです。

ーー映画の好みに変化はありますか?

仲川:最初は父の影響でアクション映画が中心でしたけど、今はヨルゴス・ランティモス監督の作品が好きです。『哀れなるものたち』は映画館で観て衝撃を受けました。社会風刺が効いていて、人間の本質を鋭く描いていて。映画じゃないと伝えられない表現だと思いました。

ーー好きな映画監督を1人だけ挙げるとしたら?

仲川:ティム・バートン監督ですね。本当に大好きなんですよ。『シザーハンズ』はもちろん、『ビッグ・フィッシュ』も大事な1本です。映像も衣装も音楽もすべてが好みで、癒されるし、泣けるし、観るたびに心が浄化される感じがします。いつかスペクター(※『ビッグ・フィッシュ』に登場する架空の町)みたいな街を作ってみたいなって思うくらい(笑)。

ーー壮大な夢ですね(笑)。先ほど挙げられていたウェス・アンダーソンの作品ではどれが一番お気に入りですか?

仲川:『グランド・ブダペスト・ホテル』が大好きです。あの細かい美術、色彩のバランス、キャラクターの造形……全部が完璧! Netflixで配信された短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』も好きで、何度も繰り返し観ています。

ーーなんとなく仲川さんの好みがわかってきました。

仲川:あと、アメリカの青春映画が大好きで、A24作品もよく観ます。『mid90s ミッドナインティーズ』はポスターまで買ったくらいお気に入り! リチャード・リンクレイター監督の『ビフォア』シリーズも最高です。ただ、シリーズ最後の『ビフォア・ミッドナイト』はリアルすぎて観ていてしんどかったですね(笑)。

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