川口春奈×Snow Man 目黒蓮、『silent』に込めた思い 「発する言葉が流れないように」

『silent』川口春奈×目黒蓮が語り合う

 令和を代表する珠玉のラブストーリーが今秋誕生するーー。

 川口春奈が主演を務めるフジテレビ木曜ドラマ『silent』が10月6日にスタート。共演に、Snow Manの目黒蓮を迎えた本作は、高校時代に“一生をかけて愛したい”と思っていた恋人・佐倉想(目黒蓮)との別れを経験した青羽紬(川口春奈)が主人公だ。

 高校2年生の秋、想の“声”に惹かれた紬はやがて彼と恋人に。お互いの趣味である音楽を通じて心を通わせていたものの、卒業後のある日、突然理由も言わずに別れを告げられてしまう。8年後、偶然、想を見かけた紬は、彼が徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、聴力をほとんど失っていたと知って……。

 すでにドラマファンからも期待の声が集まる本作について、川口と目黒にインタビューを行った。(浜瀬将樹)

甘酸っぱい恋をする学生役に戸惑い

ーーそれぞれの役柄を演じてみて、今の気持ちを教えてください。

川口春奈(以下、川口):撮影がスタートして3週間ほど経って、高校時代の回想シーンと現代のシーンを撮っているんですけど、作品の世界観や紬というキャラクターが少しずつ見えてきたのかなと思います。純粋にやっていて楽しいです。

目黒蓮(以下、目黒):僕も楽しくやらせていただいていて、佐倉想というキャラクターが徐々に見えてきたかなって。回想と現代の話では、違った気持ちでやれているので、自分の中で整理できているなと思っています。

ーーすでにドラマの公式SNSも盛り上がっています。現場の雰囲気とあわせて教えてください。

川口:まだ放送前なのに、楽しみにしてSNSをのぞいてくださる印象があるので、それだけ期待していただけているのかなと感じています。せつないセンシティブなシーンもある中、学校の撮影は純粋に楽しいし、ドラマチームの方がすごくきれいに撮ってくださっていて……。現場は大変なこともありますけど、まだご一緒できるシーンが少なく、コミュニケーションがとれていない方も多いので、もっと知って、いいものを作っていきたいなと思っています。

目黒:みなさんが楽しみにしてくださっているのはすごく伝わっていて、その期待に応えられるように“いい作品にしたい”と心から思っています。スタッフさん含め、皆さんの熱量がすごくて、この作品にかけているな、と感じられて嬉しいです。

ーー印象に残っているシーンや台詞はありますか?

目黒:想は言葉を大事にしているので、発する言葉が流れないように、なるべく大事に台詞を言うようにしています。なので「この言葉です」と挙げるのが難しいくらいたくさんあります。

川口:高校時代の回想は後々につながっていく大切なシーンなんですが、2人の付き合う前後のくだりや初々しさは、演じていて照れるような……そんなことを日々感じながらやっています。このドラマは心のつぶやきであるモノローグも多いんですけど、こちらもせつないシーンになっていると思います。

ーーそんな学生シーンを演じるうえで楽しかったことや苦労したことは?

川口:「そもそも制服は大丈夫なのか?」という不安もあって。かゆくなっちゃうくらい眩しいやりとりや、キラキラした青春シーンが描かれているので、私の学生時代とはほど遠く、甘酸っぱいなと(笑)。演じながらも「もどかしい〜」と思いながらやっています。2人の学生時代がすごくかわいらしくて、初々しく健気に見えたらいいなと思いながら演じました。

目黒:回想シーンで楽しい時間を過ごしたら、のちの現代シーンに気持ちが生きてくるのかなと思うので、キラキラの中で素敵な時間を過ごせました。僕も心の中で“制服姿大丈夫かな?”と心配していましたね。

川口:全然大丈夫だよ。

ーー手話を扱うシーンもありますが、実際にやってみていかがですか?

川口:お芝居ではまだやっていないんですけど、練習はさせてもらっていて。手話自体の面白さ、奥深さを感じています。今後、手話で会話するシーンも増えてくると思うので、迷惑をかけないように頑張らないといけない。昔、手話を習っていて、そのときは、なんとなく会話できていたんですけど、またイチから勉強しています。

目黒:やっていないと忘れちゃいますよね。手話は楽しいし、使っていると、毎日発見があるんです。手話の先生と離れていても、手話でパパッと会話して教えてもらうこともできるし……。「こんなにいいところがあるんだな」「すごく便利だな」と思うことがよくありますね。

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