長濱ねる、俳優として飛躍のとき 朝ドラ『舞いあがれ!』に至るまで

長濱ねる、俳優として飛躍のとき

 連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)がいよいよスタートした。ヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥をはじめ、赤楚衛二、高杉真宙、Snow Manの目黒蓮、乃木坂46の山下美月ら、20代の人気俳優・アイドルが多く出演することでも注目を浴びている本作。そんな若手の中で、物語の舞台のひとつである長崎県・五島出身のキャストがいる。長濱ねるだ。

 彼女が演じる山中さくらは、五島列島に住む舞の祖母・才津祥子(高畑淳子)が作ったジャムを売る店員。その後、遠距離恋愛をしている彼との夢だった喫茶店「みじょカフェ」をオープンするという。これから、舞や地元の人たちとどんなシーンを繰り広げるのか、楽しみにしている人も多いのではないだろうか。

 そんな長濱は、2015年に欅坂46(※現・櫻坂46)第1期生のオーディションを受けるも、最終審査直前に母親の反対を受けて辞退。その後、紆余曲折を経て、欅坂46/けやき坂46(ひらがなけやき ※現・日向坂46)のメンバーとしてデビューした。2019年に卒業後は、タレント・モデル業、ラジオDJ、雑誌連載執筆など、さまざまな分野で活躍している。

欅坂46・長濱ねるは何を隠す? 『残酷な観客達』と『徳山大五郎を誰が殺したか?』の相違点

第1話の時点でほぼ半分の10人が目標の「いいね!」を獲得して教室から出ることができた。教室に残されたのは石森虹花、今泉佑唯、小林…

 中でも、彼女の不思議な魅力が十二分に発揮されているのが俳優業だ。当時、欅坂46メンバーが総出演したことでも話題となったドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか?』(テレビ東京系)は、私立欅学園三年C組の担任・徳山大五郎(嶋田久作)が遺体で発見されるところから始まるセンセーショナルな物語。長濱は、本格演技初挑戦ながら、3年生になって一度も学校に来ていない不登校生徒という難しい役を演じた。

 本作では、先日最終回を迎えた『六本木クラス』(テレビ朝日系)にて、その圧倒的な存在感とビジュアルで視聴者から絶賛の声が集まった麻宮葵役の平手友梨奈や、今年グループを卒業したばかりの渡邉理佐など、長濱を含め、初々しい彼女たちの姿を見ることができる。

 長濱が単独初主演を務めたのが、『七夕さよなら、またいつか』(日本テレビ系/2018年)。放送日に行われたライブと連動したバーチャルリアリティ恋愛ドラマで、主人公のねる(長濱ねる)が、遠距離恋愛を乗り越えていこうとする姿を描いた作品。恋人役は存在せず、カメラが彼氏目線となり、視聴者が長濱との恋愛を追体験できる内容だった。カメラ目線でこちらに問いかけるシーンも多く、当時、SNSでは「かわいすぎる」「彼女感がすごい」とさまざまなコメントが寄せられた。

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