『ちむどんどん』草刈正雄&草刈麻有の出演で再注目 朝ドラで話題を集める“親子共演”

朝ドラで話題を集める“親子共演”

 暢子(黒島結菜)がやんばるに帰って約1年。恩人とも言える大城房子(原田美枝子)が沖縄にやってきた。彼女は、暢子の母・優子(仲間由紀恵)を訪ね、大里五郎(草刈正雄)と五郎の娘・大里悦子(草刈麻有)を紹介した。

 五郎は現在、東京に住んでいるが、もともとは沖縄の生まれ。今回、妻の遺品の中に、優子の姉・時恵のジーファー(沖縄のかんざし)を見つけたという。

 40年前、沖縄戦のさなかで、時恵と出会い、最期を看取ったと振り返る五郎。ひん死状態の彼女から小さなにぎり飯をもらったものの、自分たちの分を確保するため、時恵がほしがった水はあげなかったという。後悔に苛まれている五郎は声を震わせながら「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。だが優子は最期を看取ってくれたことに対して礼を述べる。生きているのか、死んでいるのか分からなかった姉の行方、ずっと引っかかっていたことがやっと分かった……。優子は、泣きながら時恵のジーファーを見つめ、弟・秀夫を守れなかったことを謝るのだった。

 視聴者の涙を誘った『ちむどんどん』(NHK総合)第122話。今回、正雄・麻有の草刈親子の出演がアナウンスされた際には、SNSでも大盛り上がりだった。それもそのはず、草刈正雄は言わずと知れた名優。朝ドラ『なつぞら』(2019年/NHK総合)では、“おんじ”こと柴田泰樹を演じたことでも知られている。

 一方、草刈麻有は『3年B組金八先生』第8シリーズ(TBS系/2007〜2008年)で生徒の森月美香役、『やすらぎの刻〜道』(テレビ朝日系/2019〜2020年)のホッピー役など、俳優として活躍している草刈家の次女。そんな親子の共演だからこそ、胸が高鳴ったドラマファンが多くいたのだ。そして、2人は期待に応えて、たった1話の出演で強烈なインパクトを残した。

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