『SPY×FAMILY』“スターライトアーニャ”が最高に可愛い 待望のボンドもついに登場

 テレビ東京ほかにて放送中のTVアニメ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』。第11話「“星(ステラ)”」では、アーニャにステラを獲らせようとロイドが奮闘。親が子を想う様子、子が親を想う様子が描かれていた。

『SPY×FAMILY』公式サイトより

 ロイドは、自分に課された任務であるオペレーション「梟(ストリクス)」を遂行するため、アーニャに「星(ステラ)」を獲得させようと策を考える。

 ステラとは、イーデン校の特待生である「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」になるために必要な褒賞。高い学力や芸術的センスを持っているほか、ボランティアや人命救助など人の役に立つともらえる可能性が高まる。

 残念なことに現時点でアーニャは勉強や運動、お絵描きなどのセンスを持ち合わせていなかった。ロイドは悩んだ末、社会貢献の精神を育ませようと、親子で病院のボランティアに参加する。

 しかし、ここでもアーニャは上手くいかない。掃除中に花瓶を割ったり、片付け中に漫画を読んだり……最終的には「お帰りください」とスタッフの方に言われてしまう。

 「ちち、ごめんなさい」としょんぼりするアーニャは心から反省していて、切ない。学力、運動、芸術、ボランティア……どれもアーニャには向かなかった。だが、アーニャは「人の心が読める」能力を持っている。

 どこからか「苦しい」「助けて」という声を聞いたアーニャは、瞬時にリハビリ用のプールで男の子が溺れていると悟り、急いでプールに向かう。能力を使って見事に男の子が溺れている場所を発見すると、躊躇いなくプールに飛び込んだ。

 プールに飛び込む描写では、よりダイナミックな絵に見せようと、カメラのアングルが切り替わったのが印象的だ。宙を飛んでいる様子は、横から撮ることで綺麗なアーニャの軌跡をカメラに収めた。その後、カメラは前方に回り込みローアングルで撮ることで、より迫力のある絵になるよう映す。カメラのアングルにより、プールに飛び込むアーニャの覚悟がより伝わってきた。

 男の子を救おうとした結果、自分も溺れかけたアーニャだったが、危機一髪のところでロイドが救出。「目を離さないであげてください」と男の子の指導員である女性に伝えた。アーニャから「目を離さなかった」ロイドだからこそ、説得力のある言葉である。

 この人命救助により、アーニャは見事に1つ目のステラを獲得。ピカピカ輝きながら「スターライトアーニャ」へと進化したアニメーションは、可愛らしさとともに頼もしさもある。星の輝きを表す閃光エフェクトが眩しい。

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