『おかえりモネ』亮が繰り返す「大丈夫」 新次と未知との未来は?

『おかえりモネ』亮が言う「大丈夫」の意味

 耕治(内野聖陽)は亜哉子(鈴木京香)に「塾でもやってみだらどうだ?」と提案する。塾を始める準備をする最中、百音(清原果耶)は未知(蒔田彩珠)に「こないだの話なんだけど……」と話しかける。「みーちゃん、まずはどうしたい?」という百音の問いに「亮くんと話したい」「亮くんとのごどがはっきりしないと、私、何も決められない」と答える未知。そこへ、亮(永瀬廉)と新次(浅野忠信)がやってきた。NHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』が第22週初日を迎え、亮と新次の現状が明らかになった。

 亮と新次は雅代(竹下景子)の7回忌に線香をあげにきた。亮は今、港で一人暮らしをしており、新次は「こういうごどでもねえど、あいづとは連絡もしねえがらよがったです」と穏やかな表情で話す。新次は今、知り合いの農場を手伝っているようだ。

 新次が亜哉子たちといる中、亮は耕治に船の購入の相談をする。亮は「おやじが好きそうな型だから手に入れたいんです」と購入を急いでいた。耕治はそんな亮を気にかけ「船はお前の船だぞ」と言い聞かせるが、亮は真剣な表情で「わかっています」と答えた。だが耕治から「(新次と)この船の話でもしたらいいじゃねえが」と言われると、亮の顔は曇る。「話しても、らち明かないから」「おやじは、俺はもう船には乗らねえってそればっかで……」。亮の暗い表情が心苦しい。

 一方、亜哉子たちも亮が自分の船を持とうとしていることを話題にしていた。龍己(藤竜也)も亜哉子も、もちろん百音も未知も、亮と新次の関係を気にかけている。亜哉子は亮の気持ちを汲み、新次に亮の思いを伝えようとするが、新次は「分がってます」と亜哉子の言葉を遮ると「すいません。でもあいづど俺は考え方が違うんだな」と答えた。

 新次たちが帰る間際、未知は亮と二人で言葉を交わす。新次と話せずにいる亮を未知は心配するが、亮は「大丈夫だから」「大丈夫、ちゃんとする」としか答えない。亮が帰った後、百音が未知の横へ行くと、未知は「私、やっぱり聞けない。聞いても多分答えてくれない。何聞いても大丈夫って。亮君はそれしか言わない」とやりきれない思いを口にした。

 「わかっている」「大丈夫」と相手の言葉を遮る亮と新次の姿を見ると、とてもよく似た親子だなあと思うが、本心を打ち明けることがあまり得意ではないために、なかなか前へ進めないことを思うと、二人の未来には不安が残る。しかしその後、百音と菅波(坂口健太郎)のやりとりの中で登場した「助けてくださいって言ってもらえるのってすごく幸せなことなんですね」という百音の台詞が、今後の亮と新次の関係、そして亮と未知の関係につながっていくのだろうと感じた。

 物語終盤、船の購入のために稼ぎたいと話し、他の漁師たちに漁の提案をする亮の姿があった。「亮のためならマグロ狙ってみっか?」と言われ、明るい表情を見せた亮。自分の船を持つことが、亮の未来を前向きにするきっかけになるといいのだが。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK



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