清原果耶、坂口健太郎、西島秀俊はまるで別人? 『おかえりモネ』出演者の別作品も続々

『おかえりモネ』出演者の別作品も続々

 『おかえりモネ』(NHK総合)もいよいよ最終章・気仙沼編に突入。時期朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のメインビジュアルや先行映像も公開し始め、ヒロイン同士によるバトンの受け渡しの時が刻一刻と迫ってきた。

 朝ドラへの出演は、俳優にとってそのキャリアを代表する役の一つとして刻まれることになる。それは記録としてはもちろん、視聴者の記憶にもだ。現在放送中の『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)や『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)は、それぞれ『エール』の窪田正孝、『おちょやん』の杉咲花にとって、朝ドラ後、初めての主演作である。このように主演俳優にとっては、その朝ドラの特性上、次回作までかなりのインターバルを擁することが多々あるが、ほかの出演キャストにおいては朝ドラの撮影と並行してシームレスに次の作品の撮影を進めていることもある。

『婚姻届に判を捺しただけですが』坂口健太郎

『婚姻届に判を捺しただけですが』(c)TBS

 端的に言えば百音の相手役であり、「#俺たちの菅波」の一大ムーブメントを巻き起こした菅波役の坂口健太郎。間違いなく、この『おかえりモネ』でさらなる飛躍を見せたキャストの一人であるが、10月19日からは早くも出演作の『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)がスタートする。役柄は堅物変人こじらせ男子。予告の時点で「僕と結婚してみませんか?」と告げているのを見ると、菅波とのギャップに少々クラクラするが、考え方を変えればまた知らない俺たちの坂口健太郎を楽しめるということでもある。10月のラスト2週間は、『婚姻届に判を捺しただけですが』と『おかえりモネ』の放送期間が重なるため、特に「#俺たちの菅波」の中の人たちには重荷になる言葉かもしれないが「頑張れ」とエールを送りたい。

『真犯人フラグ』西島秀俊

『真犯人フラグ』(c)日本テレビ

 登米の森林組合のマダムたちだけでなく、多くの視聴者も虜にした朝岡役の西島秀俊。彼は10月10日から放送の主演作『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に出演する。『あなたの番です』(日本テレビ系)の制作陣が集結したドラマで、朝ドラと同じ2クールの放送だ。『おかえりモネ』では「初めて会った気がしない」と、耕治を演じる内野聖陽との共演も話題になった。11月には内野とのダブル主演作『劇場版「きのう何食べた?」』が公開に。連続ドラマ全12話とスペシャルドラマの初の全話一挙配信もスタートしており、同じ安達奈緒子の脚本ということで、『おかえりモネ』終了後に観るべき作品は『きのう何食べた?』である。

『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』蒔田彩珠

 さらに、12月には映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が公開。これには、西島と未知役の蒔田彩珠が出演している。なんと『99.9』で2人は親子。『おかえりモネ』で朝岡と未知の共演シーンは今のところないものの、朝ドラ視聴者はユニークな視点で楽しめるのではないだろうか。蒔田に関しては、現在公開中の主演映画『DIVOC-12』、来年1月に公開の映画『Pure Japanese』がある。蒔田は自身のInstagramにヒロインを務める『Pure Japanese』のオフショットを投稿。「あまりにもサイコすぎる」その姿が示す通りに『おかえりモネ』とはかけ離れた演技を堪能できるはずだ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アクター分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる