『彼女はキレイだった』赤楚衛二演じる樋口、主役級の活躍 ラストの衝撃に話題沸騰

『かのきれ』赤楚衛二、主役級の活躍!

 愛に帽子を買ってもらって「思い出ゲット!」と別れをほのめかす発言や、しんみりした様子の愛と宗介の姿を編集部の外から眺めていたり。そして樋口自身の動きのみならず、ドラマ中盤のエピソードから突然描かれるようになった「会長の息子は誰だ」という須田(宇垣美里)を中心とした一連も同様だ。ここでは里中(高橋優斗)がその最有力候補と見当づけてアプローチを仕掛けるわけだが、オリジナルにおけるジュヌとハンソルの関係を恋愛関係にまで発展させないギリギリのラインで再現させるなど、話数に限りあるリメイクとして物語を過剰に膨らまさないような好判断が繰り出される。

 そして樋口にもその可能性があることをにおわせながら、「楠瀬凛は誰か」という新たな謎を提示。里中が会長の息子である可能性を消滅させたことで樋口がそのどちらかであることを確実視させ、宮城(本多力)が会長の息子だったという種明かしで一度落としつつ、樋口=楠瀬凛を当確させる。今回のエピソードの終盤に見られるこの連続的な転換の末に、取材に応じた楠瀬凛と宗介が対面するシーンで、普段とは違う装いで現れる樋口。助演ポジションとしてこんなに美味しい役がこれまであっただろうかというぐらい、このドラマ終盤は“樋口色”が強く輝く。

※高橋優斗の「高」ははしごだかが正式表記。

■放送情報
『彼女はキレイだった』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:中島健人、小芝風花、赤楚衛二、佐久間由衣、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宇垣美里、寒川綾奈、村瀬紗英、山田桃子、LiLiCo、木村祐一、菅原大吉、本多力、片瀬那奈ほか
原作:『彼女はキレイだった』(c)MBC/脚本 チョ・ソンヒ
脚本:清水友佳子、三浦希紗
音楽:橋本由香利
主題歌:Sexy Zone「夏のハイドレンジア」(Top J Records)
オープニング曲:Awesome City Club「夏の午後はコバルト」(cutting edge)
演出:紙谷楓、木下高男、松田祐輔
プロデューサー:萩原崇、芳川茜、渋谷英史
制作:カンテレ、共同テレビ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/kanokire/
公式Twitter:@kanokire
公式Instagram:@kanokire.tue21
長谷部宗介 by 中島健人Instagram:@k.n_sosuke.hasebe

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