エミー賞にみる、海外ドラマ乱立の難しさ ピークTV時代の新たな局面へ

エミー賞にみる、海外ドラマ乱立の難しさ

 アメリカでも今年は特に共通の人気作は少なくなってきている。アメリカ主要メディアの2021年上半期テレビシリーズベスト10を見ても『Hacks(原題)』『Mare of Easttown(原題)』(いずれもHBO)『ワンダヴィジョン』などが共通してランクインしているが、それ以外はバラバラ。かつてないほど作品が溢れる中、どの動画配信サービスに加入しているかで、話題もトレンドも異なるというのは今までにない流れだ。海外ドラマファンの裾野を広げたい筆者としては、作品よりも動画配信サービスを推したほうがいいのかと思うほど、作品ありきでのオススメの仕方が難しくなってきた時代だと感じる。

アメリカメディア各社の上半期ベスト(テレビシリーズ)

RollingStoneの上半期ベスト
Esquireの上半期ベスト
VULTUREの上半期ベスト
Varietyの上半期ベスト
IndieWireの上半期ベスト
DECIDERの上半期ベスト

■配信情報
ディズニープラスオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』
ディズニープラスにて配信中
監督:マット・シャックマン
脚本:ジャック・シェイファー
出演:エリザベス・オルセン、ポール・ベタニー
原題:WandaVision
(c)2021 Marvel

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