南沙良、『ドラゴン桜』で女優としての成長を実感　早瀬菜緒役は「自分と一番遠い存在」

東大専科組は自然な距離感に

――阿部寛さん、長澤まさみさんから刺激を受けるようなことは？

南：同じシーンでお芝居をしているときは、刺激というか、改めてすごいなと感じます。存在感だったり、セリフの間だったり、テンポだったり、言葉の重みもあるので、私も必死で付いていきたいなと思っています。

――普段、阿部寛さんとはどのような話を？

南：仏像の話とか……。

――仏像ですか!?

南：私は仏像鑑賞が好きで、番組の収録時にその話をしたことがあって。それを聞いて、阿部さんから話しかけてくれました。阿部さんも仏像がお好きで、たまに観に行かれるみたいです。

――高橋海人さん、平手友梨奈さんとの共演シーンが多いと思います。休憩時間にはどんな話を？

南：具体的に何かを話したとかは全然なくて、本当にくだらないことを話しています（笑）。「明日は朝早いね」とか「今日は夜まであるね」とか、何気ない会話です。

――一緒にお芝居されてみていかがですか？

南：同じシーンが多いので、最初の頃より、リズムやテンポ感が合うようになったかなと思います。

――平手さん演じる楓とは、親友役ですね。

南：撮影前に「こういうふうにしていこう」というお話は特になかったんですけど、お芝居をしていく中で、自然と距離が近くなっている気がします。

――生徒役を演じてみて、桜木先生のすごさはどこにあると思いますか？

南：お芝居をしていても、言葉のひとつひとつに重みがあって、すごく響くなと感じています。たぶん生徒役のみんながそうだと思うんですけど、役と一緒に成長している感じがしますね。

――制作発表会見では、「桜木先生のことを好きになる？」みたいな話もありました。

南：憧れというか、「なんなんだろう、この人？」という感じで興味津々というか。恋心ではないと思います（笑）。

――まだ物語の結末はわからないそうですが、現段階で南さんが思う“菜緒が東大に受かる確率”は？

南：えーっ、難しい（笑）。でも、菜緒は今まで何かに打ち込めたことがなかったけど、今のところ勉強に打ち込んで頑張っています。なので、今は受かれるんじゃないかと思っています（笑）。

――最後に、菜緒のように「何かに打ち込んでみたい」と考えている方へメッセージをお願いします。

南：私も全然努力できない人間なんですけど、誰かに何かを言われて行動するというよりも、自分で「こうしたい」と考えて行動することが多いかなと思います。「頑張れないことが嫌だ」という気持ちは、誰もが心にあると思うので、そういう方たちが一歩を踏み出せるように、お芝居で励ますことができたらいいなと思っています。

※高橋海人の「高」は「ハシゴダカ」が正式表記。
※鶴ヶ崎好昭の「崎」は「たつさき」が正式表記。

■放送情報
日曜劇場『ドラゴン桜』
TBS系にて、毎週日曜21:00～放送
出演：阿部寛、長澤まさみ、高橋海人（King & Prince）、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太、西山潤、西垣匠、吉田美月喜、内村遥、山田キヌヲ、ケン（水玉れっぷう隊）、鶴ヶ崎好昭、駿河太郎、馬渕英里何、大幡しえり、深田竜生（少年忍者／ジャニーズJr.）、林遣都、佐野勇斗、早霧せいな、山崎銀之丞、木場勝己、江口のりこ、及川光博ほか
原作：三田紀房『ドラゴン桜2』（講談社刊）
プロデュース：飯田和孝、黎景怡
脚本：オークラ、李正美、山本奈奈
演出：福澤克雄ほか
製作著作：TBS
(c)TBS

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