瀧本美織、デビュー当時からより“ありのままの自分”へ 代表作『てっぱん』からの変化

瀧本美織、デビュー当時からの変化を語る

イメージに反するような気持ちを抱いていた時期も

ーーここ最近は『知ってるワイフ』や『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』、『殴り愛、炎』など話題作への出演が増えている印象です。女優デビューから11年、現在の状況をどう捉えていますか?

瀧本:振り返ってみると、映像に留まらず、舞台も含めいろいろなジャンルに挑戦させていただいているなという印象です。自分自身、“表現すること”が大好きなんだなと実感します。

ーーデビュー当時と比べて、お芝居への意識や自身のスタンスなど、変化したこともありそうです。

瀧本:初めて出演したドラマが朝ドラ『てっぱん』(2010年/NHK総合)で、そこから「元気」「活発」「清楚」みたいなイメージを持っていただくことが多くなったんです。今だから言えることですけど、そういうイメージに反するような気持ちを抱いていた時期もありました。

ーーそれはいつ頃ですか?

瀧本:20代前半とかですね。「これだけじゃないのに」とか「そうじゃない役もやってみたい」とか思ったりしていました。でも、年齢を重ねるごとに演じる役の幅も広くなり、今回のコトのように、自分の雰囲気など、もともと持っているものが役に反映されることが多くなってきました。自分自身の素質が活かせるということでもあるので、それはすごく素敵なことだなと。かつては反発していた“イメージ”に対しても、すごくプラスに受け止められるようになってきて、“ありのままの自分”でいられることが多くなってきました。

ーー映画では、葛飾北斎の代表作が生まれる過程も描かれます。瀧本さんにとっての代表作を挙げるとしたら、どの作品でしょう?

瀧本:うーん……挙げたらキリがないですけど、やっぱり朝ドラですかね。『てっぱん』では本当に自由にお芝居をさせていただけて、得た経験がものすごく大きかったんです。お芝居を始めた頃の新鮮な気持ちや演じ方は、そのときにしかできないことなので、あの時期に経験できてよかったなと思います。そのときの気持ちを、今も鮮度を保って持ち続けていたいなと思っています。もう10年以上前になりますが、『てっぱん』の記憶はずっと色褪せないですね。

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ーー今回の『HOKUSAI』はもともと昨年に公開される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で1年延期になり、ようやく公開を迎えることになりました。瀧本さん自身、コロナを取り巻く状況において感じていることがあれば教えてください。

瀧本:誰も想像していなかった世の中になってしまった中で、こうやってお仕事をさせていただけること自体がありがたいなと感じます。どんなときでも希望がある。そういう前向きなメッセージを伝えられる側でもあるので、とても意義のあるお仕事をさせていただけているなと思いますし、自分が表現をすることで、誰かの助けになったり、その人の人生に少しでもいい影響を与えることができたら、本当に嬉しいことだなと思います。

映画『HOKUSAI』瀧本美織さんから独占コメントが到着!

■公開情報
『HOKUSAI』
全国公開中
出演:柳楽優弥、田中泯、阿部寛、永山瑛太、玉木宏、青木崇高、瀧本美織、津田寛治、辻󠄀本祐樹 浦上晟周、城桧吏、芋生遥、河原れん 
監督:橋本一
企画・脚本:河原れん
配給:S・D・P
(c)2020 HOKUSAI MOVIE
公式サイト:www.hokusai2020.com
公式SNS:@hokusai2020

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【応募方法】
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※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
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<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<応募締切>
6月12日(土)

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