『おかえりモネ』清原果耶、瞳で見せる悲しみと喜び 少しずつあらわになる震災の傷跡

『おかえりモネ』あらわになる震災の傷跡

 そんな百音に朝岡は「霧は……いつか晴れます」とそっと声をかける。「島がいやなわけじゃない。でも」という文章を消し、「わたしは、ここにいます」と送った父・耕治(内野聖陽)へのメール。朝岡の予報によって再び彩雲を見上げることができた百音の笑顔からは、少しづつでも登米にやってきた意味を見出し始めたことが分かる。朝岡から渡された名刺は未来に繋がる、百音にとっての希望となるのだろう。

 第2週「いのちを守る仕事です」では、正式に森林組合の職員として採用された百音を耕治が実家に連れ戻そうと登米にやってくる。予告には百音の同級生の一人・及川亮(永瀬廉)の姿も。そして、山の中で荒天に襲われる体験が百音にある思いを抱かせる。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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