森七菜、上白石姉妹ら“歌える女優”が活躍中 音楽がパーソナリティーのアピールに

森七菜、上白石姉妹ら“歌える女優”の活躍

 CMソングつながりでいえば、池田エライザは今年1月1日よりオンエアとなっているau「三太郎シリーズ」で親指姫として「みんなってエブリワン!」を歌唱している。2017年リリースの米津玄師のアルバム『BOOTLEG』でも「fogbound(+池田エライザ )」として参加している池田は、『2020 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)や『ベストアーティスト2020』(日本テレビ系)など多くの音楽特番でカバーを披露してきた。椎名林檎の「ここでキスして」や中島みゆきの「時代」など、艶っぽい歌声がほかの女優にはない声色だ。

清原果耶 - 1st Single「今とあの頃の僕ら 」(Music Video)

 現在公開中の『花束みたいな恋をした』をはじめ、今年多くの出演映画が封切りとなり、次期朝ドラ『おかえりモネ』(NHK総合)のヒロインも決定している清原果耶は、昨年ビクターエンタテインメントからCDデビューを果たした。2019年にも映画『デイアンドナイト』で野田洋次郎プロデュースによる「気まぐれ雲」を配信リリースしている清原。昨年は『宇宙でいちばんあかるい屋根』で映画初主演を飾り、Coccoプロデュースにより主題歌「今とあの頃の僕ら」を担当している。そのサウンドディレクションは、彼女の清らかな歌声とその佇まいまでをもイメージとして膨らませる。

橋本愛 - 木綿のハンカチーフ / THE FIRST TAKE

 これまで歌手としてのイメージがなかったからこそ、その歌が大きな話題を呼ぶこともある。昨年のクリスマスに「THE FIRST TAKE」で突如公開されたのが、橋本愛が歌う「木綿のハンカチーフ」だった。「あんまりきれいに歌わなくていいかな、と力の抜けた感じでできました」とコメントしているように、優しく語りかけるような歌声からは、より歌詞のメッセージがスッと入ってくる。徐々に声がかすれ、涙声になっていくラストの展開は歌詞の世界に没入する橋本とその心情を歌声に乗せようとする表現力が混じり合った名パフォーマンスだ。

 俳優だけでなく歌手としても活動できるというのは、その人気と歌唱力、さらに表現力が合わさって成り立つものだ。歌番組への出演により、さらなる層へのアプローチができるだけでなく、例えば森七菜であれば天真爛漫というようなパブリックイメージを分かりやすく示すことができる。もちろん、その膨れ上がったイメージ像、先入観とはかけ離れた演技で、一気に心を掴むことができるのも俳優としての魅力だ。『ミュージックステーション』への出演が発表されている池田を代表に、今後も音楽・演技、両面での活躍が楽しみでならない。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
火曜ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:上白石萌音、菜々緒、玉森裕太、間宮祥太朗、久保田紗友、亜生(ミキ)、秋山ゆずき、太田夢莉、高橋メアリージュン、なだぎ武、高橋ひとみ、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア
脚本:田辺茂範
演出:田中健太、石井康晴、山本剛義
プロデューサー:松本明子
編成:宮崎真佐子
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS

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