『24 JAPAN』原作ファンの唐沢寿明が語る、リメイクの重要性 「モノマネにはならないように」

唐沢寿明が語る『24 JAPAN』

「すごく小さな役までバックグラウンドが描かれている」

ーー『24 -TWENTY FOUR-』のいちファンとして、リメイクである本作ならではのポイントは?

唐沢:総理大臣候補が女性という設定なのは、すごく現代的だし、興味深いですよね。仲間(由紀恵)さんとのシーンが同じではないのでわからないですが、彼女なら総理候補の役も間違いなく見事に演じてくれると思います。

ーーリメイクである本作の主人公を演じてみて、改めて気づいたことはありますか?

唐沢:アメリカの脚本はすごく小さな役までバックグラウンドが描かれている。こういう脚本は日本にいる限り、なかなか巡り合うことがないんですよ。そういう脚本が日本にあれば、もっとバイプレーヤーとして輝ける役者が育つと思うんですが、その土壌自体が日本にはまだない。だから、こういう作品をやることで、当たり前のようにヒットドラマのリメイクが出来るようになったら、日本人の俳優のクオリティももう少し上がってくるんじゃないかと思いますね。

ーー主役や脇役関係なく、そのポジションなりの輝き方が出てくると。

唐沢:そう。この作品は小さい役でも真面目にしっかり考えてやらないとダメな作品だから。脚本がそういう風に出来ているんですよ。そういうものを体験できるという意味で、役者としてもありがたい。視聴者の方々にとっても見応えあるものになっていると思います。

■放送情報
『24 JAPAN』
テレビ朝日系にて、10月9日(金)スタート 毎週金曜23:15〜放送
※一部地域を除く(全24話)
出演:唐沢寿明、仲間由紀恵、木村多江、桜田ひより、筒井道隆、今井悠貴、森マリア、栗山千明、池内博之、朝倉あき、村上弘明、片瀬那奈、高橋和也、前川泰之、上杉柊平、犬飼貴丈、柳美稀、神尾佑、でんでん、水野久美、櫻井淳子、内村遥、天野慶久、時任勇気、佐野史郎
日本語版脚本:長坂秀佳
日本語版脚本協力:山浦雅大
音楽:奈良悠樹
チーフプロデューサー: 五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー:船津浩一(テレビ朝日)、神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、下山潤(トータルメディアコミュニケーション)
協力プロデューサー:藤本一彦(テレビ朝日)
監督:鈴木浩介、木内健人、日暮謙、大塚徹
原作:Based on the U.S. Series “24” Created by JOEL SURNOW & ROBERT COCHRAN (c)2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
制作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

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