ようやく再開に向けて動き始めた映画興行 「平常化」の前に映画ファンができること

映画興行、「平常化」の前にできること

 映画ファンの一人としてできることは、ミニシアターのクラウドファンディングのような民間の相互扶助だけではない。大きな不安の中で5月や6月の公開日を掲げ続けてきた新作、そして未だ公開日を発表することもできない新作、それらの作品が公開された時に映画館に足を運ぶことこそが、映画館だけでなく、小さな配給会社や小さな宣伝会社、そして個人で映画の配給や宣伝の仕事をしている人たちへのサポートとなる。

■宇野維正
映画・音楽ジャーナリスト。「装苑」「GLOW」「メルカリマガジン」などで対談や批評やコラムを連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』(新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)、『日本代表とMr.Children』(ソル・メディア)。最新刊『2010s』(新潮社)発売中。Twitter

■公開情報
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』
8月7日(金)全国東宝系にてロードショー
キャスト:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一
原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁
脚本:川村元気
配給:東宝
(c) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2020
公式サイト:https://doraeiga.com/2020/index_pc.html

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「興行成績一刀両断」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる