鈴木伸之が語る、いくえみ綾作品の魅力と役を通して得た学び 「クズ男役は勉強になります」

鈴木伸之「クズ男役は勉強になります」

「何者になるわけじゃないけどハマる気持ちはわかる」


――也映子にとって大人のバイオリン教室のように、鈴木さんにとって居心地のいい場所はありますか?

鈴木:今サウナにハマってるんですよね。週8で行ってるんですよ、毎日+週1回は朝も夜も(笑)。だから、みなさんが「今日飲みに行こう」とか「今日ご飯行こう」みたいな感覚と全く一緒で、「今日サウナ行こう」みたいな感じで行っています。もともと磯村勇斗くんに勧められたのがきっかけで、都内のサウナに行った時、入り方を教えてくれたんです。

――何か特別な入り方があるんですか?

鈴木:あるんですよ!  え、語っちゃっていいですか? サウナにまず入って、水風呂に入って、そのあとにちょっと5分くらい休憩する。それを3セット繰り返すんですけど。それを「整う」ってサウナー用語で言うんです。これ、本当にあって。最近はロウリュウがあるところに行ったりとか、サウナー道の活躍の幅も広げているところです。

――サウナー仲間はできましたか?

鈴木:サウナの中で、40代後半の方と顔見知りになって、世間話をちょっとしたりして、ちょっと友達が増えてきてますね。裸の付き合いってやつです(笑)。でも、仕事終わりのタイミングで行きたいので、わざわざ誰かと合わせて行くってほどでもないんですよね。そのゆるいつながりも心地よくて。別にこのサウナー道を極めたところで何者になるわけじゃないので、そういう意味では大人のバイオリン教室と一緒ですね(笑)。

――でも週8は、かなりストイックですよ(笑)

鈴木:笑っちゃってるじゃないですか(笑)。

――まさか、サウナが出てくるとは思わなかったので。

鈴木:そうですよね、確かに、もっとレモンサワーをガンガン飲んで、「俺はこうだーああだー」ってやってるイメージあるって、たまに言われるんですけど。今、全然お酒飲んでないんですよ。

――それは、意図的に始めようと思ったわけではなく、本当にひょんなことでハマっちゃったという感じなんですよね?

鈴木:そうです。それも、本当にバイオリン教室と全く同じで。行ってみたら、奥が深くて。だから、也映子たちの気持ちもわかるなって思います。だんだん詳しくなる感じとか、いいんですよ! 今じゃ、熱波の風の吹き方は任せろって感じですね。そうだ。また2年後に、この火曜ドラマ枠でサウナドラマやりましょう。必ず僕、出ますから! まずは、いくえみ綾さんに描いていただきたいですね、サウナの話(笑)。

(取材・文=佐藤結衣/写真=池村隆司)

■放送情報
火曜ドラマ『G線上のあなたと私』
TBS系にて、毎週(火)22:00~22:57放送
出演:波瑠、中川大志、松下由樹、桜井ユキ、鈴木伸之、真魚、滝沢カレンほか
原作:いくえみ綾『G線上のあなたと私』コミックス全4巻(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:安達奈緒子
演出:金子文紀、竹村謙太郎、福田亮介
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:佐藤敦司
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/gsenjou/

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