トップ3は東宝が占有、『人間失格』は4位に再浮上 蜷川実花作品の人気定着ぶりに注目

トップ3は東宝が占有、『人間失格』は4位に再浮上 蜷川実花作品の人気定着ぶりに注目

 当サイト開設以来4年以上、毎週必ず映画動員ランキングの記事を書いていると、年に2、3回、取り上げるべきトピックがあまり見つからない週がある。トップ10のうち9作品が先週と同じ、順位に微動はあるものの上位7作品の顔ぶれもまったく同じだった先週末は、まさにそんな週だった。それではと、ミニシアターランキングに目を向けると、1位はセルジオ・レオーネ監督の傑作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』。「ほぉ!」とは思ったものの、ミニシアター系作品の新作の公開も数多く重なった先週末に、51年前のマカロニウェスタン映画が1位であることを素直に喜んでいいものか。あと、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と間違って劇場に入った人がいないかも心配だ。いや、それはそれで貴重な映画体験になるだろうが。

 というわけで、今週は上位の作品から順番に触れていく。3週連続1位となったのは『記憶にございません!』。土日2日間で動員18万5000人、興収2億4700万円。累計でも日曜日の時点で約23億円ということで、三谷幸喜作品としては2011年の『ステキな金縛り』以来3作品ぶりとなる、興収30億円突破も見えてきた。

 公開3週目に2位に再浮上した後、引き続き先週末も2位をキープしたのは『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』。土日2日間で動員10万6000人、興収1億3000万円。日曜までの公開から24日間で動員144万600人、興収17億4300万円。こちらも、ティーンムービーとしては久々の20億円超が確実な情勢。作品ターゲットとなる観客層以外からは作品を評価する声がほとんど聞かれない本作。ヒットの最大の要因はやはり的確な原作選びとキャスティングか。きっと平野紫耀と橋本環奈のには同ジャンルの作品のオファーが今後も相次ぐことだろう。

 公開から11週目を迎えて、またしてもトップ3に返り咲いた『天気の子』は、土日2日間で動員8万5000人、興収1億3300万円。日曜までに興収132億円を突破、動員は997万人と、この記事がアップされる頃には動員1000万人を突破しているはず。新海誠監督は2作連続でテン・ミリオン・ムービー(国内では宮崎駿監督以外に前例がないので、書きなれない言葉だが)を世に送り出したことになる。

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