『ボイス』クライマックスへ向けて怒涛の展開! 狂気の敵・伊勢谷友介に勝つ術はあるのか?

『ボイス』怒涛の展開でクライマックスへ

 港東署の署長(小市慢太郎)と、伊勢谷らが所属する本郷グループの会長(伊武雅刀)との間にある怪しい関係性も明らかになり、樋口が立ち向かおうとしているものの大きさにイチ視聴者として絶望してしまう第7話。なんと言っても怖いのは、雫が孕む未知なる狂気性だ。義兄に「樋口を殺すか、ここで殺されるか」という二択を提示する冷徹な姿や驚くべき数の凶器を棚に飾る様を見て、ほんとうに樋口とひかりのふたりだけで立ち向かえるのだろうかと心配になってしまう。内通者の存在に警察の上層部も絡む大きな敵の存在、本話ラストでは上杉という手がかりも失い、まさしく八方塞がりの状況になってしまった樋口たち。それでも彼らが育んできたチームワークが起動する瞬間に期待したい。

■原航平
ライター/編集者。1995年生まれ。映画、ドラマ、演劇など、とにかく物語と役者に興味津々。大学時代の卒業論文の題材は「疑似家族を描く日本映画について」。Twitterブログ

■放送情報
『ボイス 110緊急指令室』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00〜放送
出演:唐沢寿明、真木よう子、増田貴久、木村祐一
原作:“Based on the series “Voice”, produced and distributed by Studio Dragon Corporation and CJ ENM Co., Ltd”
脚本:浜田秀哉
音楽:ゲイリー芦屋
演出:大谷太郎、久保田充
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:尾上貴洋、後藤庸介(日テレアックスオン)
制作協力:日テレアックスオン
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/voice/

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