新進俳優・眞栄田郷敦が語る、『ノーサイド・ゲーム』挑戦の裏側 「最終的には23kg」

眞栄田郷敦、『ノーサイド・ゲーム』挑戦の裏側

「音楽をやっていて、ずっと全てをかけてきた」


ーー演じてみて、改めて今難しいと感じているところはありますか?

眞栄田:これからなんですけど、やっぱりラグビーがめちゃくちゃできる人という部分が結構大変になってくるんじゃないかなって思っています。球技は好きなんですけど、ラグビーはすごく難しいです。

ーー逆に楽しいなと感じていることは?

眞栄田:お芝居自体すごく楽しいですし、ラグビーは難しいですがやっぱりすごく楽しいです。

ーードラマの現場に初めて入ってみて、現場はいかがでしたか?

眞栄田:撮影の流れが早くて驚きました。クランクインした初日から涙を流すシーンがあったんですが、「お願いします」と現場に入ってすぐに「はい、いきます。涙お願いします」みたいな。ペースがすごく早くて。そういう意味で、しっかり準備して現場にいかないとやっていけないなと初日に学びました。

ーー『小さな恋のうた』は同世代が多かったと思いますが、今回は大先輩たちに囲まれての現場になりますね。

眞栄田:序盤はそんなに絡みがなかったので、これからになるんですが、ずっとベテランの方とお芝居をやりたいという思いが強かったので、先輩方から色んなことを学べたらなと思います。

ーー先ほど七尾と同じように挫折をした経験があると話していましたね。七尾のように当時、後押ししてくれた言葉などはありましたか。

眞栄田:音楽をやっていて、ずっと全てをかけてきた大学受験を失敗した時が一番の挫折でした。言葉というか、それこそ『小さな恋のうた』の台本が自分を救ってくれた大きな存在になっています。

ーー俳優を目指そうと思ったきっかけは何ですか?

眞栄田:作品との出会いや今のマネージャーさんとの出会いがあったり、いろんな偶然が重なって、今があります。

「悔しい思いをした『小さな恋のうた』を教訓に」

ーー七尾役で感じた芝居の楽しさを教えてください。

眞栄田:やっぱり演じることがすごく好きだし、役者の仕事はやりがいがあるなと感じました。今は、どんな人が見ても、いろんな意味であの人いい役者だねって言われる役者になりたいと思ってるので、演技ももちろんなんですけど人としても、認められるようになりたいです。

ーーモデルから、演技へと新しいことに次々挑戦されていますね。

眞栄田:まだまだやっぱり未熟だなと痛感することばかりです。課題は多いですけど、一つ一つ潰していくのを日々の目標にしていて、未熟なりに今の自分の力量を全て毎回の撮影で出していきたいと考えながら今回参加させていただいています。たくさん悔しい思いをした『小さな恋のうた』を教訓にして、『ノーサイド・ゲーム』では自分の中で色々試していることもあるので、映像でわかってもらえれば嬉しいです。

ーー最後に今度の七尾の見どころを教えてください。

眞栄田:僕もまだ終盤の台本がないのではっきりは言えないんですけど、七尾はラグビーでのスーパープレイも含め、物語をたくさん動かして、アストロズを救ってくれる存在だと信じてます。アストロズに入ってどうチームが変わるのか、それと共に七尾自身も何を考え、どう成長していくのか見ていただきたいです。

(取材・文・写真=大和田茉椰)

■放送情報
日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』
TBS系にて、7月7日(日)スタート 毎週日曜21:00〜21:54放送
出演:大泉洋、松たか子、高橋光臣、笹本玲奈、天野義久、廣瀬俊朗、齊藤祐也、林家たま平、コージ(ブリリアン)、佳久創、村田琳、笠原ゴーフォワード、大谷亮平、中村芝翫、上川隆也
原作:池井戸潤『ノーサイド』
脚本:丑尾健太郎ほか
演出:福澤克雄ほか
プロデューサー:伊與田英徳ほか
製作著作:TBS
(c)TBS

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