『X-MEN』も『ゴジラ』も『ジョン・ウィック』も ハリウッドを席巻する『ゲースロ』スターたち

『X-MEN』も『ゴジラ』も『ジョン・ウィック』も ハリウッドを席巻する『ゲースロ』スターたち

 先週末の映画動員ランキングは引き続き『アラジン』が2位以下を引き離して独走。土日2日間で動員69万1000人、興収9億9600万円をあげて、これで3週連続1位となった。6月23日(日)の時点で動員385万人、興収55億円を突破。今週末には超強力作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開が控えているが、『アラジン』の現在のペースが続くようだと初登場1位を阻まれる可能性も?

 通常期だったら十分に1位を狙えたという意味では、先週末初登場2位の『ザ・ファブル』も惜しかった。土日2日間の動員は22万9000人、興収は3億1000万円。初日から3日間の累計では動員30万人、興収4億円に届く勢いの好調なスタート。配給の松竹は、今年どころか一昨年11月公開の『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』以来1年半以上、作品を首位に送り込んでいないが、今回は久々となる絶好のチャンスを『アラジン』現象に潰されたかたちだ。

 今回注目したいのは、3位に初登場したX-MENシリーズの最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』。土日2日間の動員は9万5000人、興収は1億3200万円。『LOGAN/ローガン』や『デッドプール』シリーズといったスピンオフ作品を除いたX-MENシリーズの新作としては、2016年8月公開の『X-MEN:アポカリプス』以来約3年ぶりとなる本作。2000年に始まったX-MENシリーズは、スーパーヒーロー作品にシリアスな社会的テーマやキャラクター造形を導入し、ある意味ではその後のダークナイト3部作、MCU作品、DCユニバース作品の先駆け、つまり現在のスーパーヒーロー映画ブームの発火点でもあった。ディズニーのフォックス買収完了によってフォックスによるX-MENの本シリーズは今作で幕を下ろす(スピンオフ作品『The New Mutants』はアメリカ本国では来年4月劇場公開される予定)こととなったが、結局日本ではスーパーヒーロー映画ファンの外への広がりをみせることはなかった。

 『X-MEN:ダーク・フェニックス』が日本で一般層を取り込めなかった理由として、「スーパーヒーロー映画であること」「制作者たちの意図しないシリーズ最終作に結果的になってしまったこと」「海外での評価が今ひとつなこと」(これは一般層はあまり気にしないかもれないが)以外に考えられるとしたら、タイトルにもなっているダーク・フェニックスを演じた主演のソフィー・ターナーの知名度かもしれない。期間限定の企画上映された作品(『ベアリー・リーサル』)を除くと、彼女がこれまで出演したことのある日本での劇場公開作はシリーズ前作『X-MEN:アポカリプス』の1作品のみ。にもかかわらず、今作ではジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ジェシカ・チャステイン、ニコラス・ホルトら並みいる名優たちを従えて堂々とメインロールを張っている。

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