TEAM NACS 戸次重幸、『なつぞら』で“道民性”を生かし熱演 メンバー全員出演にも期待高まる

北海道に映えるTEAM NACS 戸次重幸

 公式サイトのインタビューで、東京から北海道へやってきた正治を演じるために「言葉」に気をつけていると話す戸次。「前半は全く北海道弁をしゃべらず、後半は北海道に何年かいたらこのくらいのなまり方をするだろうって計算でやっています」と答えている。劇中に登場する家族のうち、山田家だけが標準語で話している。「みなさんが苦労して北海道弁を練習している横で、しゃべれるのにもったいないなぁと思ってやっていました」というユーモラスな発言も出た戸次だが、正治に生じる変化は決して「言葉」だけではない。北海道で暮らす年月が積み重なるにつれて、表情が穏やかになっていく正治。開墾を諦めていた頃の正治は、俯きがちで不安げな表情を浮かべていることが多かった。しかし地元民に助けられ、人並みな生活を送れるようになってからは、困難が起きても、それに立ち向かおうとする姿勢を見せている。なつたちに見せる穏やかな顔つきには、生活が困窮していたときの苦労は感じられない。


 なお今作は北海道が舞台ということもあり、TEAM NACSのメンバー全員が出演するのではないかと期待が高まっている。安田顕は、なつの大親友・雪次郎(山田裕貴)の父・雪之助を演じ、音尾琢真は、柴田牧場で働く菊介を演じている。記者会見では、制作統括の磯智明チーフプロデューサーが森崎博之、大泉洋の出演について「交渉していきたい」と発言。戸次、安田、音尾の3人は、主人公・なつと関わりのある役柄のため、森崎、大泉の出演にも期待が高まる。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■放送情報
連続テレビ小説『なつぞら』
4月1日(月)〜全156回
作:大森寿美男
語り:内村光良
出演:広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人/岡田将生、吉沢亮/安田顕、音尾琢真/小林綾子、高畑淳子、草刈正雄ほか
制作統括:磯智明、福岡利武
演出:木村隆文、田中正、渡辺哲也ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

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