SixTONES 松村北斗×岡崎紗絵の関係の行方は? 『パーフェクトワールド』は衝撃的な展開に

『パーフェクトワールド』衝撃の展開

 晴人役を演じている松村といえば、昨年秋に日本のアーティストとして初めてYouTubeアーティストプロモに抜擢され、ジャニーズ事務所の次世代を担うと期待されているSixTONESのメンバー。俳優としての実績も抜群で、昨年春に公開された『坂道のアポロン』では中川大志演じる千太郎をロックバンドに誘う60年代の高校生を演じ、先日公開された『映画 少年たち』では成績優秀でありながらも家族の介護に葛藤し、教師を刺して刑務所に収監されてしまう少年・ダイケンを演じていた。同作といい本作といい、果敢に難しい役柄に挑んでいく彼は、今後のジャニーズ俳優の中でも大いに期待できる存在だ。

 ところで、晴人が感じる脚の痛みと対比するかのように、樹が“幻肢痛”に苦しむ姿が描き出された。晴人の場合は切断部の、痛覚を持っている部分の痛みだが、樹は痛覚がない部分に脳が錯覚を起こして生じる痛み。この幻肢痛とは主に四肢切断患者の多くが手や脚が存在すると脳が錯覚して痛みを覚えるとのことで、樹のように痛覚が失われているケースでも起こりうるという。その治療法として劇中では、CGで切断された部分が存在するように脳に理解させ痛みを緩和させる様子が映し出されたり、自らの足にコンパスを刺して痛覚がないことを自分の視覚から脳に理解させるというシーンが登場する。まだまだ知らないことが多いのだと、あらためて痛感してしまう描写ばかりだ。 

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■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『パーフェクトワールド』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:松坂桃李、山本美月、瀬戸康史、中村ゆり、松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.)、岡崎紗絵、池岡亮介、木村祐一、水沢エレナ、堀内敬子、とよた真帆、麻生祐未、松重豊
原作:有賀リエ『パーフェクトワールド』(講談社『Kiss』連載)
脚本:中谷まゆみ
音楽:菅野祐悟
主題歌:菅田将暉「まちがいさがし」<作詞・作曲・プロデュース:米津玄師(EPICレコードジャパン)>
プロデューサー:河西秀幸
演出:三宅喜重 白木啓一郎
制作著作:カンテレ
(c)カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/perfectworld/
公式Twitter:https://twitter.com/perfectworldktv

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