「メンブレ」新入社員・鍵村が嫌いになれない! 『家売るオンナの逆襲』草川拓弥、“我が道”を進む

ダメダメ新入社員・鍵村が嫌いになれない!

 超特急のシングル「Jesus」の<我が道進んで一体何が悪いの?>といった歌詞を地で行くような鍵村だが、第4話でようやく少しの成長を見せることに。父親の資金援助を受けて住宅購入予定の若夫婦と意気投合し、奇跡的に人生初の契約をもらうのだ。揚々と出社した鍵村は、屋代課長(仲村トオル)に対して「俺、家売りました」と絵に描いたようなドヤ顔を披露し、「家売るのって気持ちいいっすね~」と調子にノリまくる。

 ところが、若夫婦の父・山路(佐野史郎)に反対され、あえなく契約は白紙。結局、三軒家が予定外に山路夫婦に家を売ることに成功し、これを見た鍵村は「なんかすごいっすね、家売るって」と感慨深げで、少しは“仕事”のおもしろさに気づいたようだ。今では、定時になるとそそくさと帰ってしまう鍵村だが、いずれ先輩方に混じって珠城こころ(臼田あさ美)が経営するBAR「ちちんぷいぷい」で、くだを巻く姿も見たいものである。

 第3話ではセーラー服姿を披露し、その美しさが話題となったが、過去には『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)でも女装姿を披露し、共演の田村淳や有吉弘行から絶賛されるなど、その美貌はお墨付き。またドラマではまったく覇気がない鍵村に扮しているだけに、ダンサーとしての草川を知らない視聴者が、超特急で魅せる男らしさ溢れる挑発的なダンスを見たら、そのギャップに度肝を抜かれることだろう。

 クールな態度と屈託ない笑顔を交互に見せ、その“ツンデレ”で女性達の熱視線を集める草川は、ファッショニスタとしても注目の存在。ダンサー、役者、おしゃれ番長……二刀流ならぬ多刀流として活躍する、草川のさらなる飛躍に期待したい。

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

■放送情報
『家売るオンナの逆襲』
日本テレビ系にて、毎週(水)22時〜放送
出演:北川景子、松田翔太、工藤阿須加、イモトアヤコ、鈴木裕樹、本多力、草川拓弥、長井短、千葉雄大、臼田あさ美、梶原善、仲村トオル
脚本:大石静
主題歌:斉藤和義「アレ」(スピードスターレコーズ)
音楽:得田真裕
演出:猪股隆一、久保田充
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:小田玲奈、柳内久仁子(AXON)
協力プロデューサー:水野葉子
制作会社:AXON
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/ieuru_gyakushu/
公式Twitter:@ieuru2016

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