広瀬アリスが語る、女優としてのスタンス 「イメージを崩して、壊して、作り上げての繰り返し」

広瀬アリスが語る、女優としてのスタンス

「“広瀬アリス”が前に出るのがすごく嫌」

ーー広瀬さんにとって、今年は芸能生活10周年と言う節目の年になりますね。ここ数年で一段と役者としてステップアップした印象があるのですが、自身ではどのように感じていますか?

広瀬:本当にいろんな方々にいいねと言っていただく機会が増えているんですけど、自分ではその実感はあまりなくて。やっている身としては実は感覚はほぼ変わっていないんです。でも、「楽しくやる」ということをモットーにしているので、それで結果がついてきてくれているというのは嬉しいです。

ーーいいねと言われるようになったのは具体的にどの辺りからですか?

広瀬:最近はやっぱり『わろてんか』ですね。でも、20歳を過ぎてから本当にいろんな役をやらせていただいているので、私自身の幅も拡がってきて、自分のスタンスがしっかり固まってきたのかなと感じています。その中でも今回はまた特殊な振り切れる役なので、思いっきり振り切っていきたいです。女優のお仕事をしている以上は、イメージをどんどん崩して、壊して、作り上げての繰り返しだと思っているので、また今回の作品では一華のイメージを作りたいです。

ーーひとつのイメージにとらわれないというか。

広瀬:お芝居をやっていても、“広瀬アリス”が前に出るのがすごく嫌なんです。“広瀬アリスがやっている役”というイメージではなく、“〇〇の役をやっている広瀬アリス”という感じで、その役を立てたいんです。バラエティをやっているときはもちろん広瀬アリスになるんですけど、そうやっていろんな面を見せていけたらいいなと思っています。

ーーお芝居に関して、まだやれていないことで今後やってみたいことはありますか?

広瀬:悪役とかはやってみたいです。いい子だったり等身大だったり、かわいそうな女の子みたいな役柄が今まで多かったので、テレビに出るだけで嫌われるような、皆さんが作品を観て「あいつ嫌なヤツだな」と思っていただけるような役はやってみたいなと思います。そうやって、どんどんイメージカラーを変えていきたいですね。10周年という節目の年ではありますけど、ああなろうこうなろというよりかは、マイペースに自分らしく、モットーである「お芝居は楽しくやる」を崩さないように、11年目をしっかり迎えたいなと思います。

(取材・文・写真=宮川翔)

■放送情報
木曜ドラマF『探偵が早すぎる』
読売テレビ・日本テレビ系にて7月19日(木)23:59スタート
出演:滝藤賢一、広瀬アリス、片平なぎさ(特別出演)、水野美紀、佐藤寛太、南乃彩希、水島麻理奈、結城モエ、新山千春、桐山漣、神保悟志ほか
原作:井上真偽『探偵が早すぎる』(講談社タイガ刊)
脚本:宇田学ほか
演出:湯浅弘章、瑠東東一郎
チーフプロデューサー:前西和成(読売テレビ)
プロデューサー:中山喬詞(読売テレビ)、白石裕菜(ホリプロ)、河野美里(ホリプロ)
制作協力:ホリプロ
制作著作:読売テレビ
(c)ytv
公式サイト:http://www.ytv.co.jp/tantei/
公式Twitter:@ytvdrama
公式Instagram:@hayasugi_tantei

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<応募締切>
7月26日(木)

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