『半分、青い。』間宮祥太朗ら個性豊かなキャラが次々登場! 「人生・怒涛編」開幕

『半分、青い。』「人生・怒涛編」開幕

 その運動会に向けて、4日間だけ臨時の助っ人として大納言にやってくるのが、間宮祥太朗演じる森山涼次。「人生・怒涛編」で重要なキーパーソンとなる人物だ。一度お客として大納言を訪れていた涼次は、鈴愛を店長だと勘違いし、初出勤の挨拶で深く頭を下げ続ける。昭和46年生まれの28歳、タメ同士だと分かった鈴愛と涼次は一気に打ち解ける。涼次がお店に忘れていった手帳には、「僕は。」という詩が挟まってあり、鈴愛はそれを偶然読んでしまう。「僕は遅いかもしれない。でも、走ろうと思う」から始まる詩は、「翼は折れたかもしれない。でも、明日へ飛ぼうと思う」「僕はきみの望むような僕じゃないかもしれない。でも、きみのきみの心の日が消えそうな時は、そっとこの手をかざそう。いつまでも、かざそう」と締めくくられる。

 鈴愛は、実家に住む草太へ電話で漫画家を諦めた自分を「翼が折れた鈴愛」と話しており、涼次の詩と鈴愛の心境は大きくリンクする。第15週「すがりたい!」の予告には、早くも鈴愛と涼次の結婚を巡る話題が飛び交っており、2人が一気に急接近する展開が予想される。そして、まだシーンは少ないものの、「人生・怒涛編」には新キャラとして涼次の師匠にあたる映画監督・元住吉祥平(斎藤工)が登場する。事務所「クールフラット」では映画助監督の涼次は、4年前に海外の「コート・ダジュール映画祭」で視点賞を獲得した元住吉の映画『追憶のかたつむり』に魅了され、2作目に向けて夢を追いかけている。田辺、三オバ、元住吉とどこか共通しているのは哀愁漂う“だめんず”であること。そんな新キャラたちが、鈴愛の人生にどう交錯していくのか。今度こそ、鈴愛は結婚という幸せを見つけられるのかに注目だ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一/佐藤健、原田知世、谷原章介/余貴美子、風吹ジュン、中村雅俊/豊川悦司、井川遥、清野菜名、志尊淳、中村倫也、古畑星夏
制作統括:勝田夏子
プロデューサー:松園武大
演出:田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/

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