峯田和伸が語る、音楽と役作りの密接な関係 「『高嶺の花』直人が目指すのはエルヴィス」

『高嶺の花』峯田和伸インタビュー

ーー峯田さんが「ラヴ・ミー・テンダー」に惹かれる部分はどこでしょう?

峯田:歌詞がどんなことを歌っているかではなくて、雰囲気です。「ラヴ・ミー・テンダー」ってエルヴィスの声とギターだけの曲で、直人もあの静謐さを目指さなければいけないと思っています。僕が頭の中でイメージしている直人は、音楽に例えるとジャズとかビートルズみたいな明るめの感じ。でも本当は「ラヴ・ミー・テンダー」の厳かさなんだろうなとも思います。だから「ラヴ・ミー・テンダー」を普段から聴いて身につけると、直人のままでいられるんじゃないかなあと思うんですよね。

ーーなるほど。ちなみに、直人を銀杏BOYZの楽曲で例えるなら……?

峯田:なんだろうなあ。「君が笑う夢をみたよ」という歌詞の「光」っていう曲があるんですけど、それですかね〜。

ーーぴったりですね! 音楽を通しての役作りは今までもしていたんですか?

峯田:それこそ『ひよっこ』(NHK)のときはビートルズを聴いていましたよ。そういう意味では音楽は役作りの指針になる気がします。いろいろな方向がある中で、「あ、これだな」というところに導いてくれるんです。

ーー音楽の力が俳優業にも活かされているんですね。それでは最後に本作の見どころについて教えてください。



峯田:第1話は登場人物の紹介がメインで、第2話から早速本質に入っていくという感じです。第2話のラストをこの間撮ったんですけど、本当にいいんですよ〜。このドラマは、できない男とできる女の単純なラブストーリーではありません。全10話あるんですけど、「ここで結ばれる?」とか「こんな人現れる?」とか「この人とこの人がこんな感じになっちゃうの?」とか、想像を超えてくる展開が第2話から始まります。僕は今第6話までの台本を読んだんですけど、どうしようもない気持ちになっていますね。ナイフで刺すようなえぐみはないんですけど、内側から貪食されていくような黒い気持ちになるシーンもあります。純粋というものと不純というものの神々の闘いみたいな感じです。凄い話になっていくと思います。

(取材・文・写真=阿部桜子)

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■放送情報
『高嶺の花』
7月11日(水)スタート 日本テレビ系にて、毎週水曜22:00放送(初回10分拡大)
出演:石原さとみ、峯田和伸、芳根京子、千葉雄大/升毅、十朱幸代/戸田菜穂、小日向文世ほか
脚本:野島伸司
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:松原浩、鈴木亜希乃、渡邉浩仁
演出:大塚恭司、狩山俊輔、岩崎マリエ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/takanenohana/

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<応募締切>
7月25日(水)

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