石川界人、ギャグアニメ『魔法少女 俺』などで体当たり演技全開! 『東京喰種』との温度差に驚愕

 他作品では低めの声色で落ち着いた演技が多い石川だが、本作では裏声のような高い声で、ドタバタキャラを演じている。話し方も女言葉のため、普段とは異なる石川の姿を垣間見ることができる。

 さらに、さきの幼なじみ・御翔桜世は、さきに対して“性的な意味で”好意を抱いているのだが、彼女もまた魔法少女として男に変身してしまう。同時に、さきは桜世の兄・御翔桃拾に恋をしている。そのため、さきと桜世の変身後は、どこかBL的な三角関係が描かれ、異様な空気も醸し出されている。そうした点でも、観ていてなんだかハラハラしてしまう作品だ。

 このように、今期の『宇宙戦艦ティラミス』と『魔法少女 俺』では、体当たりな演技全開の石川界人。『東京喰種トーキョーグール:re』との温度差が見事で驚かされつつ、瓜生を見ている時にもついついスバルや男版さきの顔が脳裏にチラついてしまう点が少々厄介だ。

■まにょ
ライター(元ミュージシャン)。1989年、東京生まれ。早大文学部美術史コース卒。インストガールズバンド「虚弱。」でドラムを担当し、2012年には1stアルバムで全国デビュー。現在はカルチャー系ライターとして、各所で執筆中。好物はガンアクションアニメ。Twitter

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