初登場5位、今週末から93スクリーンに拡大 『さよ朝』ヒットの重要性について

『さよ朝』ヒットの重要性について

 アニメーション映画界では、昨秋、ピクサーとディズニーでチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるあのジョン・ラセターのセクハラ疑惑が発覚し、本人がその疑惑を認めて6カ月間の休職処分を受け入れるというショッキングなニュースもあった。おそらくは、今後アニメーション映画でも世界的に女性監督の進出は勢いを増していくことだろう。海外公開の準備も進んでいると聞く『さよならの朝に約束の花をかざろう』が、今後、世界の観客からどのように受け止められていくのかについても引き続き注目していきたい。

■宇野維正
映画・音楽ジャーナリスト。「リアルサウンド映画部」「MUSICA」「装苑」「GLOW」「NAVI CARS」「文春オンライン」「Yahoo!」ほかで批評/コラム/対談を連載中。著書『1998年の宇多田ヒカル』(新潮社)、『くるりのこと』(新潮社)、『小沢健二の帰還』(岩波書店)。Twitter

■公開情報
『さよならの朝に約束の花をかざろう』
全国公開中
監督・脚本:岡田麿里
キャスト:石見舞菜香、入野自由、茅野愛衣、梶裕貴、沢城みゆき、細谷佳正、佐藤利奈、日笠陽子、久野美咲、杉田智和、平田広明
チーフディレクター:篠原俊哉
キャラクター原案:吉田明彦
キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子
美術監督:東地和生
美術設定・コンセプトデザイン:岡田有章
音楽:川井憲次
音響監督:若林和弘
アニメーション制作:P.A.WORKS
配給:ショウゲート
(c)PROJECT MAQUIA
公式サイト:http://sayoasa.jp/

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