『となかぞ』北村匠海演じる“朔ちゃん”がかわいすぎる! 観る者を惹き付ける、人間としての美しさ

『となかぞ』“朔ちゃん”が可愛すぎ

 朔は、自分が同性愛者であることを隠すつもりはない。だが、愛する渉は同性愛者であることを公表していない。愛しているからこそ言いたい、けれども愛しているからこそ言えない……。答えのないジレンマに襲われている朔だが、渉とのキスを見られてしまった奈々に「誰にも言わないでほしいし、わたるんには、この件についても触れないであげてくれると助かるんだよね」と伝えるなど、自分の気持ちは胸にとどめ、渉の気持ちを優先させてきた。

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 どんな時でも前向きかつチャーミングに振る舞う朔だが、過去に辛い経験を重ねてきた可能性は大いにある。それでも、誰に対しても壁を作らずフラットに接する言動からは、苦悩や痛みを一つひとつ受け入てきたであろう朔の強さが伺える。だからこそ、朔が時折見せる「言いたいことも言えない人生なんて、つまんない」といった渉に対するちょっぴりの抵抗には、愛らしさに隠れた朔の弱さが垣間見え、私たちの心に切なさをもたらす。そして、そんな自分の弱さをカバーするかのように周りに愛を与え続ける朔の“人としての美しさ”に、改めて惹かれてしまうのだ。

 今夜放送される第4話の予告には、朔が大器にバックハグをしている意味深シーンも。横になる朔を渉が抱きしめる姿も映し出されていただけに、2人の恋の行方がますます気になるところ。あふれるドキドキを抑えつつ、夜10時を待ちたいと思う。

■nakamura omame
ライター。制作会社、WEBサイト編集部、専業主婦を経てフリーライターに。5歳・7歳の息子を持つ2児の母。ママ向け&エンタメサイトを中心に執筆中。Twitter

■放送情報
木曜劇場『隣の家族は青く見える』
フジテレビ系にて毎週木曜22:00から放送
出演:深田恭子、松山ケンイチ、平山浩行、高橋メアリージュン、北村匠海、眞島秀和、真飛聖、野間口徹、伊藤かずえ、高畑淳子、橋本マナミほか
脚本:中谷まゆみ
プロデュース:中野利幸
演出:品田俊介、高野舞
制作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/tonari_no_kazoku/

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