眞島秀和、平山浩行、丸山智己……演技力と色気で魅せるアラフォー名バイプレイヤーたち

 “名バイプレイヤー”と聞くと、個性派俳優陣の顔が浮かぶかもしれない。だが、忘れてはいけないのが、40歳を少し超えたイケメン名バイプレイヤーたちの活躍だ。中でも2017年、「かっこいいオトナの男」として、存在感を放ったのは眞島秀和、平山浩行、丸山智己の三者だろう。今年も各々ドラマ出演が発表されており、その勢いは加速するばかりだ。

眞島秀和

 眞島の顔を見て、「この俳優さん、よく観るなぁ」という印象を抱く人は多いのでは。それもそのはず、眞島は2017年、主演映画『心に吹く風』が公開されたほか、『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』、『セシルのもくろみ』(共にフジテレビ系)など、テレビ作品だけでも10タイトル以上に出演。役柄は地方の漁師からファッション誌の編集長と様々だが、根底あるのは、落ち着きのある素敵な男性像。オトナの余裕を感じさせる物腰の柔らかさと、あらゆる作風に溶け込むクセのない演技が魅力だ。

 そんな眞島が1月から出演するのは、『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)。北村匠海演じる青木朔と、同性カップルの広瀬渉を演じることで早くも話題となっている。渉は、物語の舞台となるコーポラティブハウスを設計した建築士であり、自身もハウスの住人という役どころ。情報発表の際には「自分にとっても新鮮な挑戦になります」とコメントしており、眞島の新境地に大きな期待がかかる。

平山浩行

 年末に結婚を発表したばかりの平山は2017年、『昼顔』など3本の映画に出演。さらに10月クールの連ドラでは『ブラックリベンジ』、『先に生まれただけの僕』(共に日本テレビ系)の2作品に出演するなど話題作に引っ張りだこだ。『ブラックリベンジ』で演じたのは、事件の黒幕である編集長(佐藤二朗)に翻弄される週刊誌編集部のデスク。一方、『先僕』では主人公の婚約者・松原聡子(多部未華子)の上司・後藤田圭を好演。仕事上では威厳を保ちながらも、聡子への恋心から時折チャーミングな一面を見せるなど、“スマートさ”と“かわいらしさ”の裏表が印象的だった。

 同作に限らず平山は、辛さと甘さのギャップで魅せる演技が強み。眞島との共演となる『隣の家族は青く見える』では、杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)と事実婚関係にある川村亮司役を演じる。役どころは、ちょっとチャラいが仕事はできる、訳ありスタイリスト。平山が得意とする甘辛の二面性で、再び私たちを魅了する。

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