『コウノドリ』最終回で示した“生まれたその先”の現実 綾野剛のメッセージを読む

『コウノドリ』が描いた“生まれたその先”

 そして、サクラはペルソナに残る。赤ちゃんと家族の人生に寄り添っていくため、それぞれ別の場所で頑張るみんなを繋げることが、一人ひとりの母親の笑顔に繋がっていくと信じて。『コウノドリ』は、私たちに今、医療が直面している現実と共に様々なメッセージを伝えてきた。命に寄り添うことということ、誰も一人ではないこと。先述した舞台挨拶にて、綾野は自分たちができることは「見つめ続けること」だと話していた。私たちが生きる現実も、ペルソナチームの現実も、変わらず続いていく。

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■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
金曜ドラマ『コウノドリ』
TBS系にて毎週(金)22:00〜放送
原作:鈴ノ木ユウ「コウノドリ」(講談社「モーニング」連載)
出演:綾野剛、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋 ほか
プロデューサー:那須田淳、峠田浩
製作著作:TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/kounodori/

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