高岡早紀の“隠したい過去”とは? 綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』第2話レビュー

高岡早紀の“隠したい過去”とは?

 さて、今回も第1話同様に、これまで培ってきた身体能力で、女を食い物にする男・的場を華麗に成敗する菜美。万事解決である。

 エンディングでは、晴れやかな心を映し出したかのような白いトップスを身に纏った夏希、菜美、優里、京子の4人が、笑顔で仲良く落合家の壁にペンキを塗っていた。秘密の過去が姿を現したことで心を病んでいた夏希だったが、壁と共にその隠していた過去をも頑張って明るい色で塗りつぶしていくのだろう。戻ってきた、愛する人である夫・貞之と共に。

 余談だが夏希が、貞之に菜美たち3人のことを「まるで冬眠から目覚めたばかりの子熊みたいな感じ」と説明していたが、冬眠から目覚めた熊が一番初めに口にする食べ物は“フキノトウ”だと言われている。フキノトウの花言葉は“処罰は行わなければならない”。誰よりも正義感が強い菜美は、これからも誰かのために悪を制裁していくのだろう。彼女の元の名前「優子」に牧師が込めた願い「優しい子に育つように」は、しっかりと叶っていたようだ。

(文=戸塚安友奈)


■放送情報
『奥様は、取り扱い注意』
日本テレビ系にて毎週水曜夜10時~
出演:綾瀬はるか、広末涼子、本田翼、中尾明慶、銀粉蝶、石黒賢、西島秀俊
原案・脚本:金城一紀
演出:猪股隆一ほか
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/okusama/

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