Sexy Zone菊池風磨、ひとり芝居で新たなステージへ 『吾輩の部屋である』地味な役をどう演じる?

 いつも髪の毛の色が明るく、見るたびにその色が変わっている菊池だが(最近だとピンク色の髪をしていたイメージが強い)、このドラマでは黒髪に染めていかにも冴えない理系大学院生を演じている。ジャニーズ内のほかのグループと比較しても、背伸びをしている雰囲気が強かったSexy Zoneではあるが、今年5周年を迎えてすっかり大人になった彼ら。グループのテーマに徐々に近づいてきたのだ。

 そんなタイミングで、グループ内でとくに背伸びをした少年らしさがあった菊池が、控えめで純朴な姿を見せるというギャップはなかなか面白い。占いの結果に一喜一憂してみたり、ところどころでフィジカルな能力の高さを発揮するポーズ(カーペットのそこ面を覗き込む時の姿勢)を決めてみせたり、神経質そうなキャラクターは、菊池を新たなステージに引き上げるための鍵になるのかもしれない。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■番組情報
『吾輩の部屋である』
毎週月曜24:59〜25:29
出演:菊池風磨
原作: 「吾輩の部屋である」田岡りき(小学館「ゲッサン」連載)
脚本: 川邊優子
音楽: 若林タカツグ
主題歌: 「ぎゅっと」Sexy Zone(ポニーキャニオン)
制作: 田中宏史
プロデューサー: 三上絵里子、長松谷太郎、松山雅則
演出: 浅見真史、大倉寛子、岡野正広
制作プロダクション: トータルメディアコミュニケーション
制作著作: 日本テレビ ジェイ・ストーム
公式サイト:http://www.ntv.co.jp/wagaheya/

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる