『僕たちがやりました』水川あさみの“裏の顔”が明らかに コメディタッチから一転した第6話

『僕たちがやりました』第6話レビュー

 今回のエピソードによって、パイセンと闇社会のドンとの繋がりが明らかになり、菜摘が復讐を目論むまでに至る具体的なきっかけが、トビオたちとの関係性を繋ぐ重要な伏線になっていくのであろう。また、それと同時に執拗に輪島を追う刑事の飯室(三浦翔平)も重要さを増していく。

 フットサル場での暴露大会で、例の真犯人の男が替え玉だと知らされるトビオたち。軽やかな逃亡劇をコメディタッチで描いていたこれまでとは一転して、重い罪悪感を背負うことになった彼らの贖罪にベクトルが向いていく流れが見えはじめる。そして再びバラバラになった仲間たち。突然校舎の屋上から飛び降りるトビオ。今までで最も衝撃的なエンディングに、次週が待ち遠しい。

■久保田和馬
映画ライター。1989年生まれ。現在、監督業準備中。好きな映画監督は、アラン・レネ、アンドレ・カイヤット、ジャン=ガブリエル・アルビコッコ、ルイス・ブニュエル、ロベール・ブレッソンなど。Twitter

■放送情報
『僕たちがやりました』
毎週火曜21:00~21:54
出演:窪田正孝、永野芽郁、新田真剣佑、間宮祥太朗、葉山奨之、今野浩喜、川栄李奈、板尾創路、水川あさみ、三浦翔平、古田新太ほか
原作:『僕たちがやりました』原作:金城宗幸/漫画:荒木光(講談社「ヤングマガジン」刊)
脚本:徳永友一
主題歌:DISH//「僕たちがやりました」
OP曲:Mrs. GREEN APPLE「WanteD! WanteD!」
演出:新城毅彦、瑠東東一郎
プロデュース:米田孝(カンテレ)、平部隆明(ホリプロ)白石裕菜(ホリプロ)
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
(c)関西テレビ
公式サイト:https://www.ktv.jp/bokuyari/index.html
番組公式Twitter:https://twitter.com/bokuyari_ktv

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