『CRISIS』第7話が示すメッセージーー“公平と平等”訴える若者の矛盾とは

『CRISIS』第7話レビュー

 第7話の最後に、平成維新軍を支持するネットの掲示板が映し出されており、その中に「世界には二つの力しかない。剣と精神の力である。そして最後は、精神が必ず剣に打ち勝つ。」というナポレオンの言葉が書き込まれていた。政府要人が“剣”であり、“精神”が平成維新軍を表しているのであろう。しかし、平成維新軍もまたテロという“剣”の力なのではないだろうか。よって、本当の意味で“精神”という言葉は、“覚悟”を持って闘い続ける公安機動捜査隊特捜班を指しているのだと信じたい。

(文=戸塚安友奈)

■放送情報
『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』
関西テレビ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00~21:54放送
原案・脚本:金城一紀
出演:小栗旬、西島秀俊、田中哲司、野間口徹、新木優子、石田ゆり子、飯田基祐、眞島秀和、野崎萌香、長塚京三
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
演出:鈴木浩介、白木啓一郎(カンテレ)
チーフプロデューサー:笠置高弘(カンテレ)
プロデューサー:萩原崇(カンテレ)
制作著作:カンテレ
(c)関西テレビ
公式サイト:www.ktv.jp/crisis/

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