『ソードアート・オンライン』松岡禎丞&戸松遥インタビュー ハリウッドドラマ化にも喜びの声 

松岡&戸松が語る、『SAO』の魅力

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ーーゲストヒロインであるユナ役の神田沙也加さんは別録りだったようですが、初登場のキャラクターを演じた方々との共演はいかがでしたか?

戸松:今回のアフレコは、スケジュール的なこともあり、井上芳雄さんとご一緒に収録させていただきました。アフレコが初めてだと仰っていたのですが、堂々としていて驚きました。ディレクターの方からの指示にもテキパキ応えていて、すごい吸収率だな、と。私が持っていないものをたくさん持っている方々で、声の仕事に対する姿勢を見ていても、いい刺激になりました。

松岡:井上芳雄さんには、戦闘シーンのアフレコをしていたときにお褒めの言葉をいただきました。「これまでの舞台でのお仕事では自分の気持ちが出来上がるまで次の言葉を喋るなと教わってきましたが、アフレコの尺にあわせて声を出せる声優さんはすごい」って。僕としては、井上さんの適応力の高さの方が驚きでしたが。鹿賀(丈史)さんは、最初から台本の読み方が役者でしたね。ナチュラルに言葉を発するのにそこに説得力がある。こんなにすごい方々が揃う機会は一生に一度だろうな、と思いながら共演させていただきました。

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ーー『SAO』シリーズは海外でも人気が高いようで、ハリウッドでのドラマ化も決まりましたね。

松岡:海外でドラマ化を聞いたときは驚きました。僕はシアトルで海外の方と一緒に吹き替え版のSAOを見たことがあるのですが、みんな大興奮しながら観ていました。現代に近い設定やフルダイブ式のRPGというアイデアは、海外でも人気だと思います。

戸松:私はロサンゼルスに行きましたが、コスプレイヤーの方がほんとに多くて驚きました。ここにはキリトとアスナが何人いるんだろうってくらいたくさん集まっていて。剣や銃を使ったアクションシーンは誰が見てもかっこいいですし、この作品が持つ未来へのドキドキ感やアイデアの面白さは、どこの国であろうと関係ないことを実感しました。

ーー詳しい設定や背景を知らない人でも楽しめるような作りになっていると思います。

松岡:劇場版も、テレビシリーズを観ていない方でも楽しめる作品になっていると思います。東京タワーや国会議事堂など、現実の街並みもポンポン出てくるので親近感が湧くと思いますし、単純にアクションアニメとしても面白い。近未来を見ているような感覚で楽しんでもらえたらなと思います。

戸松:テレビシリーズを知っている人向けのネタもありますが、それを抜きにしてもシンプルに楽しめる作品になっているので、普段ゲームに馴染みのない人でも見やすいと思います。この作品をきっかけに、原作やテレビシリーズも見ていただけたら嬉しいです。

(取材・文=泉夏音)

■公開情報
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』
全国公開中
配給:アニプレックス
(c)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
公式サイト:http://sao-movie.net/

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